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質問の連投申し訳ないのですが、空冷星型レシプロエンジンはOHVが主流です。液冷V型或いは倒立V型エンジンのマリーンやDBシリーズはSOHCです。飛燕で日本人の整備士が不慣れの為 と言うのはOHV、SOHCの違いとかあったのでしょうか?あと航空エンジンなら高回転にする必要もないのに、SOHCを採用したのはどういう理由からでしょうか? まさのり |
- >飛燕で日本人の整備士が不慣れの為 と言うのはOHV、SOHCの違いとかあったのでしょうか
DB系エンジンを採用する前のBMW系V型エンジンもOHCでしたからバルブシステムの違いは関係ないのでは?
>あと航空エンジンなら高回転にする必要もないのに、SOHCを採用したのはどういう理由からでしょうか?
気筒数にもよりますがV型エンジンや直列エンジンの場合はOHVよりOHCの方が部品点数が少なくなって軽くできます。
おうる
- 第一次大戦中のRRイーグル、イスパノスイザ、リバティなど、液冷列型エンジンはかなり早くからOHCです。
液冷列型エンジンの気筒は前後を別の気筒に挟まれ、両側面はそれぞれ吸気管・排気管があるため、気筒側面にプッシュロッドが並ぶOHVは配置が苦しくなります。
ヘッド上にカムシャフトを置くのが自然な配置ですし、OHCだと4バルブにできる利点があります。
吸排気効率のいい4バルブだと高出力化が可能なのです。
いちおう列型エンジンでも吸・排気管をよけてプッシュロッドを通しOHVは可能ですが、吸排気管の太い高出力エンジンだと配置が苦しいということです。
また、OHVでも4バルブにできますが、気筒の四方に空間がある星型エンジンでのみ可能です。
複雑になるので多くの星型エンジンは2バルブですが。
超音速
- おうるさん、超音速さん回答ありがとうございます。OHV式が多い星型エンジンですと出力アップさせるには、復列以外にどのような方法があるのでしょうか?
まさのり
- >3.
スリーブバルブとかありますね。
比較的高回転にできる、ヘッドブロックに動弁機構がないのでエンジン直径を小さくできる、またはロングストローク化できるという特長があります。
しかしイギリス以外では実用化されず、2バルブOHVでも十分強力なエンジンができるのでスリーブバルブはあまりメリットがなかったと、後になって評されています。
超音速
- 超音速さんありがとうございます。となると単列での最高出力って、ライトR1820サイクロン9シリーズの1350〜1380馬力辺りですね。
まさのり
- >5.
そうですね。R-1820サイクロンは戦後型(S-2トラッカー等が搭載)で1500馬力まで上がりましたね。
超音速