1923 |
故松本零士先生の「成層圏気流」という作品の中で、高高度でFw190A-4を凌駕する「翼端を切ったグリフォン・スピットファイア」というのが出てくるのですが、一般に切断翼を採用するのは「低空での高速性能を狙う」「横転性能の向上」等の目的はあっても、アスペクト比が低下することによって、上昇力、高高度での運動性の低下などが考えられ、高高度戦闘に向いているとは私には考えられません(後でTa152にやられてるし)。 これは松本先生の誤解なのか、グリフォンエンジンの高空性能が翼長の短さを補って余りあるものなのでしょうか? 私はエアロデティール誌「マリーンスピットファイア」は所有しているのですが、「グリフォンスピットファイア」は持っていないので、このあたりに詳しい方どうか教えてください。 備後ピート |
- 重箱の隅を突っつくようで申し訳ないですが、高高度性能に難があるFW190Aシリーズに高高度性能で凌駕すると言われても、?が付きます。まあグリフォンエンジンは最初海軍航空部隊からの要請だったみたいだし、グリフォン搭載の最初の型である、12型は1段2速のグリフォンエンジンを積んでるのもあるし…このサイトによるとマーリン60シリーズ搭載の9型が傑作だった為、14型はオマケ扱いと言われてる。14型実際使われたのは写真偵察、V1迎撃、地上支援と高高度とは余り縁が無い任務です。
https://majo44.sakura.ne.jp/planes/gspit/10.html
まさのり
- 何か根本的に誤解か誤読があります。
作中では、はっきりFw190は高度7000m以上では性能が落ちると言っています。
戦闘は9000mで行われ、そのような条件で(比較的)高高度性能がFw190に勝るスピットファイアと戦わせるのは「使い方を間違っている」と言っているだけです。
同様に「翼端を切って」いたから「グリフォン・スピットファイア」と判断したと言っているのであって、だから高高度性能が良いとは言っていません。
タンジェント
- 1.>1.
まさのり様。質問と無関係のことを答えられても困ります。貴方がいかにグリフォンスピットを愛されているかは知れませんが、ストーリーがそうなってるるのですから。また空冷式フォッケウルフの高空性能が良くないことは本作の中でも触れられていて、トンチンカンな回答からして、貴方は本作もしくは本作のOVA作品を見られたことがあるのでしょうか?見た上で上記のような回答をされたというなら貴方の日本語読解力は中高生以下ですか?(本当に中高生だったらごめんなさい)
備後ピート
- >2.
タンジェント様。誤解をされているのは貴方の方だと思われます。貴方は作品を見ておられるようですが、作品の中で主人公のラインダースは「俺を追撃したのは、スピットファイアの翼端を切った奴、そうだグリフォンエンジンを積んだ高空性能のいい奴だ」とはっきり言っています。この作品のテーマが高高度での空戦性能及び技術的優劣の入れ替わりですので、松本先生はここで切断翼のグリフォンスピットではなく標準翼もしくは延長新型翼の機体を出すべきではなかったかというというのが、私の疑問の本質です。ですのでタンジェント様のご指摘は全くの誤り、もしくは問題は貴方の中高生以下の日本語読解力の不足にあると思われます。(本当の中高生以下だったらごめんなさい)
引き続き識者のご意見、特に航空部門に一家言ある方の的を射たご意見を募ります。
備後ピート
- >4.スピットファイアは、翼端を切った本来低中高度用の機体でも、この時点ではFW190Aより高高度性能は上でした。おっしゃる通り高高度用の型は翼端をとがらせて翼長を伸ばしています。
その知識があるので、『「翼端を切って」いたから「グリフォン・スピットファイア」と判断したと言っているのであって、だから高高度性能が良いとは言っていません。』と解釈したわけです。
まあしかし、ここでこういう形で松本零士作品の批評を始める方に破つうじないんだろうな。
タンジェント
- >タンジェント様。ここは質疑応答の場ですので、私は松本零士先生に何らかの誤解があるのではないかと、広く皆様に問うているだけであってそこにいささかの批評も入れていないつもりです。返答にもならない他人の心情の忖度を決め付ける場ではありません。日本語が不自由な貴方のために、ぜひとも国語辞典で「ゲスの勘ぐり」の意味を調べてみることをお勧めします。
備後ピート
- 成層圏気流を読まれたのなら、松本零士先生の他の話も読んだことがおありなのではないかと思います。そうすると、ミリオタ的には正しくなかったり 突拍子もない設定が作中に多数あるのはご存じだと思います。そんなフィクションの世界で、グリフォンスピットの一節を取り上げて 「作者が誤解しているのではないか?」と問うても 「誤解していたのかもしれないし、ストーリー重視でそういう設定にしたのかもしれない」以上の答えはなく、あまり意味がないと思います。現実世界でグリフォンエンジンが翼長の短さを補って余りある物だったのかどうかは 私にはわかりかねますが。でも! 考証的にどうであれ 戦場まんがシリーズが名作であるという事は 揺るがない事実だと思うのです。
かめ