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デルタ翼機などの無尾翼機について質問です。 無尾翼機でのフラップ(高揚力装置)って、前縁フラップ必須ですか? それとも後縁フラップのみで機首上げでバランスとるのもアリですか? 後者は機首上げすぎで着陸の際に滑走路が見えなくなっちゃいそうな気がするんですが・・・ おうる |
- ミラージュIIIや2000のような無尾翼デルタ翼機にはフラップがありません。
翼後縁についているのはエレボンです。
着陸時は単に迎え角を大きく上げて揚力を得ています。
このときエレボンは上げ舵でトリムをとっています。
フラップというものは下げると必ず頭下げモーメントが発生します。
無尾翼デルタ翼の後縁から重心までは距離があるので、もしフラップがついていてそれを下げると強い頭下げモーメントが発生し、抑える方法がありません。
尾翼またはカナードがついていれば頭下げを抑えられるので、フラップも使えます。
メッサーシュミットMe163やノースロップYB-35などの、後退翼の無尾翼機はフラップがついています。
フラップから重心までの距離は短く、頭下げモーメントも小さいからです。
多少発生する頭下げモーメントは外翼のエレボンで抑えられます。
失速防止のためMe163は固定スロット、YB-35は前縁スラットを使っています。
超音速
- >>1
ありがとうございました。
想像通りでした。
おうる