5 ANS.Q再開おめでとうございます。
また勉強の機会を与えて頂き感謝いたします。

英戦艦・巡洋戦艦についてお伺い致します。
WW2頃の彼女達の航空兵装を見ておりますと、同時期の姉妹艦でも航空兵装を搭載したりしていなかったり、巡洋戦艦でもレナウン級は改装時にわざわざ航空兵装を追加しているのに「フッド」は一時期のみ搭載して短期間で撤廃してしまったりと一貫した方針がないように思えます。

英戦艦・巡洋戦艦陣は航空兵装をどのように考えていたのでしょうか?
(なぜこのような、一見無定見とも思える装備方針となったのでしょうか?)
宜しくお願いいたします。
Ranchan

  1.  RNAS Yeoviltonの海軍航空博物館での短時間の調べ物だったので確実とは言えませんが、水上機関連の文献を読む限り、基本的に「改装を受けられたかどうか」だと考えます。またRAF創設の経緯もあり、Coastal Commandには機体や人員を渡したくなかったようにも思えます(弾着観測やその他の用事でいちいちRAFにお伺い立てるのは嫌でしょう)。

     HMS Hoodは20年代に第二主砲上に搭載しています。後日、後甲板に移設しましたが、いかんせん置き場が第四砲塔の真後ろですので、砲塔旋回にも支障を来たし、砲撃すれば片っ端から損傷するので「伊勢」などと同様に持て余していたとHMS Hood関連の書物にはあります。まともな改装を受けられれば搭載出来たかも知れません。

     ともあれ、これ以上はCentre for Naval Aviation Records & Researchにお問い合わせください。ただし、Eメールは不可ですし、現地に赴いても平日の1000〜1300時と1400〜1600時しか対応してもらえません。

    http://www.fleetairarm.com/index.htm

    RNR

  2. >>1
    ご回答有難うございます。
    当時の英艦載機は空軍と海軍の縄張り争いの犠牲となり、空軍の無かった日米に比べ健全に生育できなかったようですね。

    少し離れますが、英空母艦載機はWW2時でも複葉機を使用していたり米国から艦載機を輸入するなど日米(特に米国)より質的に一段格下になってしまっているのもむなべるかなという気もいたします。
    Ranchan


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