47 第一次世界大戦時にはイギリス軍に空母が完成しており艦上機も存在していたようですが実戦で使用されたことはあるのでしょうか?

ニナ

  1. ドイツが降伏し第一次世界大戦が終結したのはいつか調べた上で、このサイトを読めば、第一次世界大戦末において、艦上機を用いた空母としての実戦使用に用いられたのか、自分で調べられるはずです。
    ちなみに、日本語で第一次大戦+最初+空母で検索してこの艦の名前を確認、その上で下記サイトにヒットしましたが、ほんの数分しかかかりませんでした。
    http://www.fleetairarmarchive.net/Ships/Argus.html
    アリエフ

  2. 多分 ↓ のコトではないでしょうか
    http://www.history.navy.mil/photos/sh-fornv/uk/uksh-f/furis-6.htm
    駄レス国務長官

  3. 駄レスさんがあげられたサイトに概要が記述されていますが、ドイツ飛行船基地空襲作戦(F.7作戦)のより詳しい内容は下記サイトに。
    http://en.wikipedia.org/wiki/Tondern_raid
    (リンク先に飛ぶとももっと詳しい内容がわかります。)
    カンタニャック

  4. > 補足
    検索というのはなかなか難しいものです。
    グーグルで「第一次世界大戦」「空母」といれると、二番目の「フューリアス (空母) - Wikipedia」の記事の「1918年3月15日に再就役したフューリアスは第一次世界大戦に参加。1918年7月にはトンデルン攻撃をおこなった。」という部分がダイレクトに読めます。(日本語もあったのか。ごめんなさい。)
    http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GFRC_jaJP202JP202&q=%e7%ac%ac%e4%b8%80%e6%ac%a1%e4%b8%96%e7%95%8c%e5%a4%a7%e6%88%a6%e3%80%80%e7%a9%ba%e6%af%8d
    カンタニャック

  5.  トンデルンの空襲については1960年代あたりの雑誌「世界の艦船」に連載された「英国航空母艦史(だったと思います)」が、私の知っている限りではもっとも精しいものだと思います。他に日本語の文献でこの件を精しく扱っている文献はあまりありませんが、天翔艦隊様
     http://www.d1.dion.ne.jp/~j_kihira/tensyofleet.htm
     の「文書資料室」所収の「ユトランド上空の飛行船」に、フューリアスの前にトンデルンを空襲した水上機母艦エンガーディンとヴィンデックスの話が少し出てまいります。御質問は艦上機と言うことですので、内容的にはずれますが。
      

    hush

  6. 重ねてごめんなさい。グーグルを甘く見てました。
    私が検索したときは、「第一次世界大戦」「空母」で、二番目にウイキペディアの「フューリアス (空母)」が出たのですが、このあたりになると簡単に動くみたいですね。
    かくのごとく検索は楽しい(=難しい)ということで、ご容赦を。
    とりあえずウィキペディア日本語版で「フューリアス」を検索して下さい。
    カンタニヤック

  7. 艦載機の発艦は可能だが着艦は非常に危険を伴い実用には耐えられない、そのような代物を実質的に見ていわゆる「空母」といえるのか、今日的な感覚から見て非常に疑問ですけど。最も、当時はそれでも「空母」と言ってたんでしょうけどねえ・・
    質問の趣旨は、空母への航空機離着艦を伴う作戦が第一次大戦において実施されたのかどうかということではないんですか?
    ま、この辺の定義がいい加減で構わないのなら、様々な回答の仕方があるんでしょうけどw
    アリエフ

  8. >質問者様
    まとめますと
    「第1次大戦中の1918.7.19に英空母フューリアスの艦載機7機が自艦よりの離昇および自艦への降着を伴う作戦(トンデルン独飛行船基地空襲)を実施してます」
    これで宜しいでしょうか?
    駄レス国務長官

  9. >8 英空母フューリアスの艦載機7機が自艦よりの離昇および自艦への降着を伴う作戦(トンデルン独飛行船基地空襲)を実施

    確かに離昇してますが、下のサイトを読む限り、7機とも母艦に降着していないんですが?着水したりデンマークに着陸したりで。 そもそも、フューリアスへの降着はかなりの危険と困難を伴うから最初から諦めていたのではないかと。
    このようなものを指して、実質的な空母としての実戦使用と看做すのかどうかでしょうねえ・・
    (参考)http://www.casey.tgis.co.uk/web/dfc/tonder.htm
    アリエフ

  10. >9
    その論ではドーリットルの東京空襲は実質的な空母の実戦使用ではないという理屈になってしまいます。
    失礼ですが言葉遊びと堕していないでしょうか。

    けい

  11.  1918年6月以降フュリアスは艦隊附属の「空母」として作戦に投じられており、トンデルン空襲作戦(これは通例「空母搭載機により、海側から地上の目標に対して行われた世界最初の航空攻撃作戦」と評されます)のほかにも、艦隊上空に飛来するツェッペリン迎撃を含めた各種任務に継続して当たっています。
    大塚好古

  12. > トンデルン空襲
    http://www.casey.tgis.co.uk/web/dfc/orders.htm
    の7によって、駆逐艦が回収するのが原則であることはわかりますが、8の解釈次第ですが、危機的な状況では降着甲板に降りるギャンブルが実施される可能性も否定しきれないようにも思えます。

    > 発艦能力
     第二次改装前のフューリアスのような事実上発艦しかできない「空母」は、後世の目からみれば極めて不完全なものであることはその通りですが、まだ艦載カタパルトや発艦用滑走台が十分実用化されていない時代には、デリックで航空機を海上に降ろして航空機を運用する水上機母艦に比べると、比較的気象条件の影響が少なく短時間で航空機を発進できるという大きなアドバンテージをもっています。(そのような艦をどう呼ぶべきかは議論の対象になるでしょうが、一般的な用語としては「空母」しかないのではないでしょうか。)
    カンタニャック

  13. ま、少なくとも「自艦への降着を伴う作戦を実施」と、実際にフューリアスの甲板上に着艦したと誤解されかねない可能性の高い、いい加減な記載は止めましょうよ・・w
    「空母」など兵器の種類の概念、定義が時代によって変化することは承知の上ですが、当時の公式文献上の記載に「空母」と書いてあれば、今日の視点から見て「空母」とは呼べないようなものも敢えて空母と看做すのか、という価値観の問題なんでしょうねえ。
    公式文献の呼び方に従うという論理を徹底させるならば、例えば、旧ソ連軍のキエフ級はソ連当局によると「対潜巡洋艦」ないしは「航空巡洋艦」であって「航空母艦」ではなかったから、「空母」ではないなんてことになってしまうんですがねえw
    アリエフ

  14. >13

     んなこと言ったら、米最初の艦隊型空母であるレキシントン級は就役直後まで「航空巡洋艦」であって、当時の米の航空母艦は日本で言う水上機母艦のみ、という事になりますよ?
    大塚好古

  15. >>14 ええ、ですからレス13で上げた例は一つの笑い話ですし、価値観の問題だと言ってるわけです。「本格的な」空母なのかどうかという分け方もあるのでしょうけど。
    アリエフ

  16. >15
     艦種をなんと呼ぶかは、その時その時代の使用者が決めることであって、他者が趣味で好き勝手に呼ぶのは個人の勝手ですが、それはあくまでも個人の見解以上のものにはなりません。
     キエフやレキシントンを、巡洋艦とその国の海軍が規定してるなら、それはどう見えたって巡洋艦で、価値観以前の問題です。つまりフューリアスを英海軍が空母だとしてるならば、その性能がどうであろうとも空母です。
    SUDO

  17.  興味深いのは、ワシントン海軍条約が、航空機の発着可能な艦=航空母艦(Aircraft Carrer)という定義を確立するまでは、水上機を運用する艦も、陸上機を発進させるだけの艦も、陸上機を発進させるとともに水上機を運用する艦も、陸上機の発着をおこなう艦も、いずれも飛行機母艦(Airplane Carrer)であると考えられていたということです。
     これは価値観の問題というより、当時の海軍の航空機運用をどれだけ理解しているかという問題ではないでしょうか。

     アジ歴で「飛行機母艦」を検索して見つけたのですが、参謀本部情報「英国空軍の現状」によれば、1924年現在、イギリスは「飛行機母艦」 「アーグス」号 「ヴィンディクチブ」号 「ハーメス」号 「イーグル」号 「ベガガス(原文のママ)」号を配備しているという記述があります。確かに「航空母艦」などというわけのわからない定義を使うと、ヴィンディクティブやペガサスの扱いが厄介でしょうから、伝統的な「飛行機母艦」という用語を使用する気持ちはよくわかります。(単に陸軍までワシントン条約の航空母艦定義が伝わっていなかっただけかも知れませんが…)
    カンタニャック


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