108 お尋ねしたい事があります。
大和を建造する際、主砲塔の輸送の為に建造された樫野ですが、模型で見ると
船体の真ん中に主砲塔を乗せています。1000トンを超えるであろう砲塔をどの
ようにして積み下ろししたのでしょうか。
また、戦艦に主砲を据え付ける工事はどのように行われたのでしょうか。
よろしくお願いします。
L952S

  1. その模型は主砲塔の完成形が甲板に載ってるのですか?
    樫野は前部船倉に砲身3本、中部船倉に旋回盤、後部船倉に装甲板を別々に搭載です
    主砲塔中最も重い部品は旋回盤の約227t、次いで砲身1本の約165tで、これらを吊り上げるため350tクレーン船が新造され、武蔵の艤装担当の佐世保工廠に配備されました
    とうぜん据付時は船体のローラーパス上にまず旋回盤を降ろし、次いで砲身を据え付け、砲室の骨組に装甲板を貼り付けるって手順になると思われます
    駄レス国務長官

  2. 砲身が外されて別に積まれているのは分かりましたが、装甲板まで別になって
    いるとは思い至りませんでした。
    砲塔の重量が約2800トンという事で、一つ一つの部品もかなりの重量になるの
    ではと思ったのですが、一番重い部品で約227トンとはちょっと意外ですね。
    ご回答、ありがとうございました。

    L952S

  3. >これらを吊り上げるため350tクレーン船が新造され、武蔵の艤装担当の佐世保工廠に配備されました

    佐世保出身者なので一言。佐世保海軍工廠のクレーンは350tではなく250tですね(今でも現役だそうです)。完成は1913年なので、大和型とは直接関係ありません。ただ、大和型の補修のために、250tクレーンの横の第7ドックが拡張され1941年に完成しています。

    なお、佐世保の250tクレーンは英国よりの輸入ですが、同時期に合計5基の大型クレーンが輸入されています。

    三菱重工長崎造船所:150tクレーン
    横須賀海軍工廠:200tクレーン
    呉海軍工廠:200tクレーン
    佐世保海軍工廠:250tクレーン
    横浜新港埠頭:50tクレーン

    くさの

  4. >3.
    陸上のクレーンでなく起重機船のコトなんですケド
    駄レス国務長官

  5. >陸上のクレーンでなく起重機船のコトなんですケド

    申し訳ありません。クレーンに脊髄反射してしまいました。何せ佐世保のほぼ唯一の誇りだったので。

    くさの

  6. >主砲塔中最も重い部品は旋回盤の約227t
    旋回盤の重量は約277tではありませんでしたか?

    「日本海軍艦艇写真集1 戦艦 大和・武蔵・長門・陸奥」光人社
    p.8の下段の写真の旋回盤側面に「277t」の文字があります。
    HCN

  7. >6.
    大和ミュージアム図録中の当該写真により、ご指摘どおりであることを確認しました
    >1.では取り急ぎ原勝洋「戦艦大和のすべて」を参照しましたが、同書のミスプリのようです
    失礼しました
    駄レス国務長官


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