121 韓国の現代重工、STX造船などが陸上建造方式で大きな成果を挙げているそうですが、これは如何なるものですか? 
ドッグを使用せずに船舶をブロック工法で組み立てていくようなのですが情報不足でよく分かりません。
これが現代重工の造船施設のようです。
http://image.mt.co.kr/indexlink_image.php?no=2009021315165713105_1.jpg&index=6

日本など諸外国でもこの方式は採用されているのでしょうか?

宜しくお願いします。
アイオワ

  1. 写真は古くから用いられている方式である船台にしか見えませんが…
    歩兵衛

  2. 陸上建造方式というのは、注水できるドックでもなく海に向かって傾斜した船台でもない場所で建造し、陸上を水平に移動して艀に乗せ、艀を沈めることで進水させる方式のようですね。
    歩兵衛

  3. 回答ありがとうございます。 検索してみると確かにドッグではなく陸上組み立てで完成させ艀に乗せる云々とあるのですが、何故ドッグで組み立てる方式より勝っているのかが分かりません。 検索しても日本で行われているような記述は見ありませんし・・・
    アイオワ

  4. ドックの建設費用が要らないので設備の増強に金がかからないというのがメリットのようですね。
    歩兵衛

  5. 再度の回答ありがうございます。 ドックは単純に岸壁を掘り下げただけの設備で建設費はそれほど負担にならないと思うのですが。 如何でしょうか?
    もしかしたら陸上建造方式とはドックなしのため組み立て場所を自由に選択して柔軟な生産を可能にするような方式のことではないのでしょうか?
    アイオワ

  6. ドックのサイズに制約されずに大きなフネが造れるってコトが最大のメリットなんじゃないでしょうか
    駄レス国務長官

  7. 回答ありがとうございます。 なるほどドッグには確かにサイズの制約がありますね。 日本も是非この方式を取り入れてもらいたいものです。
    アイオワ

  8.  当該韓国の造船所や、質問者ならびに皆様がイメージなさっている建造方式と同じかは確認できませんが、水平な陸上で船舶を建造し、台船に移し変えて進水させる方式は、1970年代にアメリカ、ミシシッピ州のインガルス Ingalls 造船所で始められたものではないでしょうか。

     強襲揚陸艦タラワ級やスプルーアンス級駆逐艦が、この方式で建造され、自動車の生産ラインのように、船を構成するブロックが完成度によって目的に合った設備のある場所へ移動し、最終的にひとつにまとめられ、台車で台船上へ移動して、沖へ出した台船を沈下させることによって進水する方式です。

     多数の船舶を同一の設計によって短時間に急速建造するには適した方式ですが、それゆえの欠点もあり、初期投資が大きくなるので、あまり普及していないようです。ちなみにスプルーアンス級は満載7800トンの駆逐艦ですが、インガルス造船所一社で30隻が6年の間に完成しています。(最終艦だけは3年遅れ)

     入手は困難かもしれませんが、この造船方式の詳細を紹介した写真と記事は、「世界の艦船・1974年10月号 (No.206)」に掲載されています。記事中でも、この方式に特別な名前はつけられていないようです。
    志郎

  9. 志郎さん回答ありがとうございます。 かの有名なインガルス造船所で既に行われていたのですね。 韓国はそれをうまく取り入れ生産性が向上するように独自にアレンジしたのかもしれませんね。 
    アイオワ


Back