412 初めて書き込みさせて頂きます。

日本海軍艦艇のイラストや模型で表現されている、艦底部に円形に配置された水中聴音器の“穴”が気になっているのですが、実際に“穴”だったのでしょうか?
実物写真を探してみたのですが、発見できないでいます・・・。
ドイツのUボート等では、水中聴音器のハイドロフォンは船体と面一で、穴では無いようです。
http://www.u-boot-zentrale.de/horchgeraete.html
http://www.cdvandt.org/GHG1996.pdf
↑上記pdfファイルに、Uボートのハイドロフォンの図が有りますが、それは、下記の米軍レポート(U. S. NAVAL TECHNICAL MISSION TO JAPANのpdfファイル)で図解されている、日本海軍のハイドロフォンによく似ており、ボルト穴(?)とその段差部分から、取り付け方法も同様ではないかと思うのですが・・・。
http://www.fischer-tropsch.org/primary_documents/gvt_reports/USNAVY/USNTMJ%20Reports/USNTMJ-200B-0343-0412%20Report%20E-10.pdf
しかし、現在も大型の考証模型で“穴”として表現されているようですので、何か確実な根拠が有るのかもしれません・・・。
もし、その根拠について、ご存知の方がいらっしゃいましたら、御教え頂けると幸いです。

失礼致しました。
luna

  1.  丸スペシャル第三七集「日本の潜水艦II」や、学研の「徹底比較日米潜水艦」に掲載されている伊一七五潜の艦首部水線下の写真をご覧になれば、潜水艦の水中聴音機補聴器部がどんな案配になっているかは分かると思いますよ。
    大塚好古

  2. 大塚好古さん、ありがとうございます。

    丸スペシャル(日本海軍艦艇写真集19)で確認しました。
    感謝致します。
    写真のキャプションが、「艦底部の円弧状の白い丸が可動線輪型の九三式水中聴音機の発信器で〜」と書いてあり、「パッシブ(聴音機)なのにアクティブ(発信器)なの?」とか、「その後にもう1つ円弧状が有るけれど、こちらの方がアクティブじゃないのかな?」などと、また別の疑問が浮かびましたが・・・、それはさて置き、本題の“穴”かどうかですが・・・。
    どうも、穴ではないようです・・・。
    キャプションでは、色は白と書かれていますが、おそらくはハイドロフォンの振動板の材質、ニッケル青銅の地の色ままだと思われます。
    そもそも、疑問に思っていたのが、わざわざ真下から見て真円になる(横から見ると楕円の半円)ように配置してあるのに、穴にして、その奥にハイドロフォンを入れたのでは、その意味が無いのではないか?という事でした・・・。
    水上艦艇も同様かは、未だ写真で確認できていませんが、あれこれ写真をながめて気長に探してみようかと思います。
    luna


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