艦砲射撃優等章
http://blogs.yahoo.co.jp/repairkitjp/9219481.html

こういうものからもわかるように、２です。
片

２．ですね
黛治夫著「艦砲射撃の歴史」
http://www.amazon.co.jp/dp/4562100907/
駄レス国務長官

明治期からずっと２．ですね
『艦砲射撃心得』
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/845184

艦船ファン

　高名なお三方の仰られるように2なのでありますが、一般的な語義は1であります。これは日本語版Wikipediaの「艦砲射撃」の項が、1の解説になっていることでも分かりますし、御質問の中にありますように、この語で1を想起する方は多いと思います。ただし、海軍用語としては誤用です。そして、御質問が「艦砲射撃という用語の意味」であり、「用語」とは、学術用語、専門用語の意味ですので、上記はあまり意味がない回答なのですが、御質問を考えると、なぜ、対地支援砲撃の意味で艦砲射撃が使われているのかという意味にも敷衍できるように思います。
　もっとも、それに対する確たる回答を持っているわけでもないのですが、太平洋戦争時の戦記を見ておりますと、艦艇による地上砲撃を「艦砲射撃」と記したケースが散見されます。もちろん、それらは艦艇の乗員が陸上の目標を砲撃したことに対する表記ですので、誤用でも何でもないはずですが、連合軍の戦艦等が日本の都市を砲撃した際の表現として、「艦砲射撃」と記されたのは、誤解のもとになったのかもしれません。もちろん、硫黄島や沖縄、釜石、室蘭、日立、浜松に対する艦砲射撃という用法は誤用でも何でもありません。しかし、スリガオ海峡海戦という例外はあるものの、艦隊決戦というものがほとんどなくなった戦争末期において、日本人が艦砲射撃という言葉で連想したのは、艦艇による地上砲撃だったのではないでしょうか。また、薩英戦争、馬関戦争における下関砲撃に見られますように、艦砲は対地砲撃に使われ、太平洋戦争後も、朝鮮戦争時、さらには湾岸戦争時のアメリカ戦艦がこの目的に使用された結果、1の意味で使用されるようになったのではないかと思っております。
　
hush

>4.
それは一般的な語義というより、表現する者の立場、位置の違いといえますね。

射撃を“する側”からすれば２．になりますが、対地射撃を“される側”、そして時としてそれを“第三者として見る側”（これもされる側の立場に近い視点でしかありませんが）としては１．になるでしょう。

陸上において、陸上兵力による攻撃でもなく、空爆でもないことを区別するためには「艦砲射撃」という表現が一般に的なるのは当然のことです。　が、だからといってそれをもって艦砲射撃が対地射撃を意味するとするのは誤りと言えます。

ウィキなどは当然その“する側”の立場での記述が含まれておりませんので、私などからすれば欠落、不備といえます。

もちろん、旧海軍でも海自でも、そして米海軍などでも「艦砲射撃とは」という用語の定義があるわけではありませんし（当然ですが）、ましてや一般の方々が使われるものとしてもこれでなくてはという決まりがあるわけでもありませんが。

艦船ファン

>5
　フォロー多謝。
　もちろん、仰られる通りでありまして、本来の意味からいって、日本語版Wikipediaの場合などは明らかな誤用でありますし、1の意味で使用するのもおかしな話です。ですから、「艦砲射撃が対地射撃を意味するとするのは誤り」というのは当然のことでありますが、それゆえに「日本の都市を砲撃した際の表現として、「艦砲射撃」と記されたのは、誤解のもとになった」と記しております。したがって、「表現する者の立場、位置の違い」とお書きになられているのもよく分かるのですが、「艦砲射撃」は慣習的に1の意味で使用されており、それはなぜかということを述べたかっただけであります。
　
hush

>6.
了解しました。

艦船ファン

皆様、回答ありがとうございます。
目標が何であれ艦砲で射撃すれば艦砲射撃になるのですね。

天ヶ崎