LED(発光ダイオード)については、検索をかけると、遼寧が艦内照明のすべてがLED化されていると書かれておりますし、海上自衛隊の艦艇においても採用されております。ただ、照明のすべてがそうなるかというと、これは疑問です。LEDが、割と温度変化に敏感で、電圧変化や過電流に弱い部分があるからです。したがって、艦艇のように定電圧とは限らない場合や、氷海や熱帯の海も行動する可能性がある場合はどうなのだろうかと思います。実際、車両のヘッドライト等に使用した場合、使用条件が悪くて、数年、場合によっては半年で切れてしまった場合があったそうです。もちろん、最近は技術革新が凄いので、そのようなことはクリアされているのかもしれませんが、気になる点です。
　また、これらの条件がクリアになっても、LEDには指向性が強い、発熱量が少ないという問題があります。したがって、マスト灯、舷灯、船尾灯等に使用した場合、ある場所からはくっきりと見えるが、少し角度が違うと非常に見にくいとか、雪が積もっても溶けないので、光量が不足するということが起こりえます。つまり、LEDはあらゆる場面で万能であるわけではなく、状況によっては蛍光灯や水銀灯、LVD(無電極ランプ)、あるいは、マグネシウム灯のほうが良い場合もありますし、場合によっては白色灯のほうがよいという可能性もありえると思います。
　素人ですので、間違っている部分もあろうかと思いますが、興味深い問題でしたので、ネット検索から得た情報で書いてみました。
　
hush

hushさん詳しく教えていただきありがとうございます、
総ての艦内にledが使われていれば、
省エネ効果があると思ったのですが。
場所によって従来の照明の方がメリットがあるのですね。


j

ある護衛艦で、班長の自腹で（多分、その班の受け持ち区画だけでしょうがが）照明をLEDに交換したが、半年でダメになってしまった…という話を聞きました。
きゅう