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ミッドウェー海戦で空母蒼龍は二式艦偵2機を搭載し出撃しましたが、それに関して、学研の「世界の航空母艦FILE」では『「蒼龍」は艦容積の不足から、ミッドウェー島展開予定の戦闘機と二式艦偵を搭載するため、自艦搭載機の一部を「加賀」に移乗せざるを得ない状況にもなっている。』という解説がなされています。 “ミッドウェー島展開予定の戦闘機”というのは六空の零戦(3機)というのは以前から知っておりましたが、“自艦搭載機の一部を「加賀」に移乗せざるを得ない状況”というのは初見で非常に興味深く感じました。 (歴群 太平洋戦史シリーズNO.55「ミッドウェー」の綴じ込み資料にも蒼龍は当時“99艦爆16機”となっているようです。) ここで質問なのですが、二式艦偵を搭載余力の少ない蒼龍に積んで自艦搭載機を加賀に移すくらいなら、何故最初から加賀(もしくは赤城)に二式艦偵を積まなかったのでしょうか? 過去ログ、二式艦偵(彗星)側の書籍、サイトもざっと調べてみましたが、「蒼龍に搭載された」とは記述があるものの、“何故、蒼龍だったのか?”が分からずじまいです。 ちなみに、搭載(運用)できる条件も調べてみましたが、速力や飛行甲板長さ、着艦制動装置(呉式4型)から考えても「蒼龍」で運用できるのに「加賀」で運用できない機体ではないですよね? ジョナサン2 |
- 私は正解を知らないのですが、
赤城 先任分隊長 千早猛彦大尉、後任分隊長 山田昌平大尉
加賀 先任分隊長 小川正一大尉、後任分隊長 渡部俊夫大尉
飛龍 先任分隊長 小林道雄大尉、後任分隊長 山下途二大尉
蒼龍 飛行隊長 江草隆繁少佐、先任分隊長 池田正偉大尉、後任分隊長 大淵珪三大尉
で、実際、二式艦偵2機には染矢岩夫一飛曹・大淵珪三大尉組と飯田正忠一飛曹・近藤勇飛曹長組が充てられている。
ということは、ここからは仮説ですが、二式艦偵隊の長には分隊長を充てる必要があり、そうなった場合、艦爆隊で各艦2個中隊を維持するには、分隊長以上の士官が3人いる蒼龍以外にはなかった、ということにはならないでしょうか。
でも、加賀か赤城へ異動させたらよいだけの話ではあるのですが。
平山
- 遅ればせながら平山様、ご回答ありがとうございます。
人事面からのご指摘ですね!
仮説とはいえ、説得力はあると思います。
質問を投稿してから気付いたのですが、赤城、加賀の後部エレベーター幅の問題では?、とも思いましたが、そう考えると飛龍が適任になってしまいますね。
>でも、加賀か赤城へ異動させたらよいだけの話ではあるのですが。
確かに飛行機2機を移すより簡単なようにも思えますが各艦搭乗員のチームワークの問題も絡んでいるのかもしれませんね。
ジョナサン2