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WW2のドイツ艦船の蒸気機関は蒸気圧条件があれだけ高スペックにも関わらず、出力は並み、燃費は最悪なのはなぜでしょうか? 軽艦艇で見ると日本の3倍位燃費の悪い艦が大量にあるようですが… 機関坊 |
- まず蒸気性状は燃費や重量出力比に影響しますが、出力を直接左右するものではありません
また蒸気性状を向上させても燃費の伸び率は逓減してやがて頭打ちとなりますので、そうビックリするほど改善されません
「大和」(25キロ325℃)と「ビスマルク」(55キロ450℃)の公試運転成績を比較しても、軸馬力当たり燃費は速力のほぼ全域で15%前後の改善に過ぎません
> 軽艦艇で見ると日本の3倍位燃費の悪い艦が大量にあるようですが…
あまりにも漠然とし過ぎてるのでクラス名を特定願います
駄レス国務長官
- >あまりにも漠然とし過ぎてるのでクラス名を特定願います
釈迦に説法になりそうですが了解です。
ドイツ36A型駆逐艦は燃料800tに対し19kt/2000浬前後、
日本の夕雲型駆逐艦は燃料600tに対し18kt/6000浬(実測値)
となってますね。(共に資料によって微妙に際がありますが)
機関坊
- 1936A型ですとこちらの文献では19ktで5,000〜5,900浬となってます
2,000浬前後ってのはおそらく燃料満載(752〜825トン)でなく基準状態(308〜321トン)での算定値ではないでしょうか
駄レス国務長官
- >「大和」(25キロ325℃)と「ビスマルク」(55キロ450℃)の公試運転成績を比較しても、
>軸馬力当たり燃費は速力のほぼ全域で15%前後の改善に過ぎません
これって機関成績というより船体規模の問題もあると思うのですが…
>1936A型ですとこちらの文献では19ktで5,000〜5,900浬となってます
それは見た事の無い数値ですね。
自分は文献持ってないので著名サイトからの引用しかできないのですが、
それでは現状の殆どのサイトは基準状態?を載せてるのでしょうか。
wikipedelia独語版だと19Kt/2000浬、
T-KEYのミリタリーなページだと19Kt/2000浬前後、
近代〜現代艦艇要目集だと19Kt/2174〜2239浬、
この辺りの著名サイトが全て情報を同様に誤用してるという事なのでしょうか?
機関坊
- >4.
> これって機関成績というより船体規模の問題もあると思うのですが…
イヤ機関単体での話です
同じ27ktですと「大和」が毎時重油57トン、「ビスマルク」が同37トン程度ですからとうぜん船体規模の小さい後者の方が約35%の燃費節減となります
> この辺りの著名サイトが全て情報を同様に誤用してるという事なのでしょうか?
他サイトがどのように情報を取捨選択してるかは小職の知るところではありません
駄レス国務長官
- >とうぜん船体規模の小さい後者の方が約35%の燃費節減となります
とうぜん船体規模の小さい後者の方が燃料節減となります。は分かりますが
約35%とはどこから出て来たのでしょうか。
>他サイトがどのように情報を取捨選択してるかは小職の知るところではありません
そこで知らないで済まされると、こちらとしては其方の資料の数値こそに疑念を抱かざるを得ないのですが。
機関坊
- 拙サイトも有名サイトの仲間入りをしていて面映いのですが、
駄レス国務長官閣下が仰られるのですから、そちらのほうが正しいでしょう。
なお、こちらの情報はどのような状態のものか、申し訳ありませんが把握いたしておりません。
hush
- 小職よりの回答は以上ですので後はご自由にどうぞ
駄レス国務長官
- de.wikipedia.orgでは行動半径2,050smとなってますが、
倍読み違えてませんか?
ubzbird