537 大戦末期の艦載機、具体的には、紫電改・彗星・天山・流星・彩雲は、いわゆる軽空母で運用が可能だったのでしょうか?

準鷹では、速度が遅く彗星の運用に制限がついたと聞きました。
また、艦を忘れてしまいましたが、一部の艦では合成風力が足らず、零戦や99艦爆までしか運用できなかったと聞きました。
しかし、重巡から改装中であった伊吹では、烈風と流星・彩雲の搭載が予定されていたとあります。
伊吹の飛行甲板の予定寸法と速力を比較すると、千歳型・祥鳳型・龍鳳ではそう大差がない値と思います。
対して、龍驤は龍鳳の様に全部まで延長しても少し甲板長が短い気がします。
また、甲板の長さは長いものの速度の出ない飛鷹型はどこまでなら運用できたのでしょうか?
(そもそも、その前の世代の艦載機もまともに運用できなかった大鷹型と鳳翔は置いておくとして)

出来ましたら、各機の離陸可能距離(爆装時)と必要な艦の速度も教えていただけましたら幸いです。
(着艦はフックで停止するので、このクラスの空母なら問題ないと考えているのですが、着艦にも問題があったら、ご指摘ください。
もちろん、着艦装置は高重量負荷に耐えれるものに交換するとしてです。
交換しないと赤城・加賀クラスでも着艦できないのは一応理解しています。)

以上、基礎的な事で申し訳ありませんが、逆に調べても基礎的過ぎて見当たらなかったので、お教えいただけますと幸いです。
Myu

  1. とりあえずデータだけ
    彗星11型離陸距離(無風)199m(風速12m/s)85m
    彗星33型離陸距離(無風)240m
    試製彩雲離陸距離(風速13m/s)正規重量で124m、過荷重で182m
    超音速

  2. 追記
    上記のデータはhttp://www.geocities.jp/harunask17/zero2/kaigun.htmからの引用です。
    このほか世傑に彗星33型は離陸距離352mという数字がありました。ということは上記の240mは正規状態、352mは無風・過荷重かと思います。
    天山についてですが、マリアナ沖海戦で龍鳳は雷装の天山を発艦させたのですが、飛鷹・隼鷹は天山を搭載しながら雷装での発艦ができないため、誘導・偵察用とされていました。
    龍鳳は26ノットで飛鷹型は24ノット。飛行甲板長はほぼ同じ。この2ノットの違いが運用を分けてしまったわけですね。
    超音速

  3. 軽空母って…
    通行人

  4. 本論とは、ちょっと離れた話ですが、3の方が仰っているように飛鷹/準鷹を軽空母とするのは、少々乱暴な話でしょう。船体規模から言えば飛龍型より大きく翔鶴型に近いサイズがあります。当時の分類で言っても大型に入れるのは躊躇するものがありますが、中型空母以上であり、軽空母とするのは違うでしょうね。飛行甲板のサイズも210mありますから。
    ただ、ご存知のとおり商船改造であり、ボイラーも軍用で用いられロ号艦本式缶ではなく、三菱の商船用のものを積んでいました。
    で、本論の新型機の発艦についてですが、もしかしたらスペックにある25ノット強を維持するのは難しく、実用ではもっと低速であったのかとも推測されます。つまり空母においては、多少の飛行甲板の長さよりも速度の違いのほうが、航空機運用に大きな影響を与えるファクターであったことが、ご理解いただけるのではないでしょうか?

    ただ29ノットが可能だった千歳や千代田は、飛行甲板長が180mしかないですから、さすがに難しいでしょうね。飛行甲板の延長改修を行えば、可能だったとは思いますが。いくら速度があったとはいえ、やはり短すぎる飛行甲板では物理的に無理というのも事実です。
    龍鳳は26ノットちょっとでしたが、200mに飛行甲板を延長して、なんとか雷装した天山の発艦を可能にしています。
    また瑞鳳については、速力28ノットで、当初180mの飛行甲板を、1943年の改装で195mに延長しています。この速度と飛行甲板の長さというのが、天山などの新型機運用を可能にするラインの目安と考えられるのではないでしょうか?

    そういったことを加味して、伊吹での新型機運用を推察すると、飛行甲板長205mで、計画どおりの29ノットが発揮されていたとしたら、おそらく可能だったと思われます。

    PAN

  5. 追記です。

    ご存知のこととは思いますが、念のため。

    飛行甲板の長さのすべてを、艦載機が発艦するのに使えるわけではありません。特に実戦時は、複数の機体を連続して発艦させますので、待機させておくスペースも必要です。実際には滑走に使える距離は、甲板長さの半分から1/3といったところではないでしょうか?
    艦載機を運用するスペースという意味では、飛行甲板の幅というか面積というのも多少考慮に入れる必要があると思います。

    例えば、マリアナ沖海戦で龍鳳から発艦した天山は7機でしたから、発艦で実際に使えた距離は、160〜190m程度(1番機と7番機では当然使える距離が変わります)だったと推測されます。


    PAN

  6. >実際には滑走に使える距離は、甲板長さの半分から1/3といったところではないでしょうか?

    この一文はおかしいですね。以下に訂正します。

    実用的には滑走に使える距離は、甲板長さの半分から3/4といったところではないでしょうか?

    失礼しました。


    PAN

  7. >4.
    「飛鷹」「隼鷹」の蒸気性状は「島風」と同等以上ですので、もし両艦に適用の機関技術を日本海軍の他空母より下に見ておられるのであれば、お眼鏡違いということになるんじゃないでしょうか
    駄レス国務長官

  8. >駄レス国務長官様

    「飛鷹」は川崎、「隼鷹」は三菱と、同じ出力ながら別メーカーの機関を採用しているようで、これは元の客船時代のものをそのまま継承した、いわば民生品だと思っておりました。そのため、スペック上の計画出力を実用的に維持するのは難しかったのでは?と考えていたのですが、そういうわけではなかったのですね。

    単に十分な速度を得られなかったのは、船体の大きさに対する出力の少なさ故ということなんでしょうか?

    >4の4行目に記した「もしかしたらスペックにある25ノット強を維持するのは難しく、実用ではもっと低速であったのかとも推測されます。」の部分は、私の間違っていた推論のようですので、撤回いたします。




    PAN

  9. >8.
    確かに民生品ではありますけど航程のほとんど全部を最大速力近くで走破する客船の機関部のほうがある意味軍艦よか厳しいとも言えます
    (もちろん高度な技術ゆえに武人の蛮用には適さずといった面はあるでしょうけどそれはまた違う評価軸でのハナシ)

    >単に十分な速度を得られなかったのは、船体の大きさに対する出力の少なさ故ということなんでしょうか?

    それが一番の理由と思われます
    駄レス国務長官

  10. 補足
    http://www.warbirds.jp/ansq/21/B2001395.html
    マリアナ沖海戦時、2航戦は7機の天山を出していますが、この過去ログによりますと龍鳳から発艦した雷装の天山は2機のみ。残りは誘導用でしょう。おそらく雷装の2機は飛行甲板をいちばんうしろから目一杯使って発艦したのでしょうね。
    超音速

  11. >10

    雷装の天山は、7機中2機だけだったんですね。
    てっきり龍鳳搭載の7機がすべて雷装で攻撃に向かったものだと思っておりました。

    やはり26ノットだとこのサイズの飛行甲板ではギリギリということなんでしょうね。
    一方で米軍は、小型鈍足の護衛空母ですら、油圧カタパルトのおかげで重量級の機体を運用できたことを考えると、あまりに大きな差を思い知らされます。
    PAN

  12. まあ、そこでRATOだったんですけどね。



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