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友人が、空母天城(巡洋戦艦から改造の方)がIHIで浮桟橋として現在も使用されているというのです。
情報元「http://jyousiru.doorblog.jp/archives/37175068.html」

雲龍型の方の天城は、諸文献から戦後に青函連絡船の浮桟橋として使用案が出るものの解体されたと聞いておりますが、こちらは関東大震災で破棄された彼女そのもののと思って間違いないのでしょうか。
ひよっ子

  1. 巡洋戦艦天城は水線長810ft(246.88m)×水線幅100ft(30.48m)ですけど一般偽装図を見れば判るように当該浮桟橋(約150m×20m)のようなきっかり長方形の船体区画は存在しません
    また同艦の建造はガントリークレーン付きの第二船台上で行なわれましたので海に浮かべるにはとうぜん進水させなければなりませんがそのような記録もありません(当たり前ですけど)
    (解体決定T12.11.2、着手T12.11.17、完了T13.7.15)
    ちなみに同船台では一等巡洋艦妙高がT13.10.25に起工されてるので1日も早く船台を空けることが望まれてたわけです
    あと解体せず転用となると軍縮条約の規定に触れるんじゃないでしょうか
    駄レス国務長官

  2. ひょっとしたら那珂の構造材を流用したクレーン船のように、構造材のみを流用して建造したのが誤って伝わった結果かもしれませんね。
    LLLLL

  3. 天城二重底のポンツーンへの改造に関しては、公文備考にいくつか文書が残ってるみたいです。

    レファレンスコードC08051092900
    『雑役舩製造ノ件』
    首題ノ件ハ旧天城二重底利用「ポンツーン」三個ニ左記要領ニヨリ加工シ本年度内ニ必須完成セシムル株御取計相成度

    C08051377100
    『天城二重底断片雑役船ニ編入ノ件』
    首題ノ件ニ関シ横鎮機密第一一二九号ノ二ヲ以テ照会相成候処右断片ハ橋船ノ形式ヲ備フル如ク相当加工シタル上雑役船ニ編入


  4. >3.
    C08051377100に記載された「天城二重底断片」4個の外形寸法が長さ48ft9in〜52ft(14.86〜15.85m)×幅21ft〜29ft(6.40〜8.84m)とのことですのでガントリークレーンで吊り上げ可能な大きさと思われます
    駄レス国務長官

  5. たしかに「断片」とあるように分割されていて、再構成しても約150m×20mにはならないですね。




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