668 第一次大戦までの駆逐艦運用について教えてください

・水雷襲撃
当時の主力艦隊への襲撃は同航戦でなく敵と正対して接近するようですが、具体的にはどのように行う予定だったのでしょうか。
・対潜攻撃
主力艦の周囲に対潜スクリーンを展開しますが、潜水艦を発見した場合の対処はどのようなものだったのでしょうか。聴音機はないでしょうから、潜望鏡を発見次第全力でその地点へ急行、体当たりもしくは周囲へ爆雷をばらまくという方法でしょうか。
・平甲板型駆逐艦
アメリカの平甲板型駆逐艦は21インチ魚雷発射管3×4と、両舷配置とはいえ当時としてはかなりの重武装です。
千トン強の船体にこれだけの魚雷を積むのは負担が大きいと思いますが、アメリカでは駆逐艦による積極的な水雷襲撃が考えられていたのでしょうか。

takka

  1. 2番目のみについて

    第一次世界大戦では対戦戦術は試行錯誤の末に大幅な進化を遂げており、爆雷のその一つです。
    初期には体当たりと砲撃が主流でしたが、対潜砲弾やら手投げ爆雷やら手投げ爆弾槍なども開発されています。
    また聴音機にしても船体の外板内側に医者の使う聴音器を大型にしたような装置をつけたものや、ケーブルで水中に垂らすものも使われました。

    有効性はともかく、これらの開発の末によく知られるソナー・爆雷戦術が確立されていったと言えます。
    いぎし ちじ

  2. 「第一次世界大戦まで」をWW1前という意味での質問でしたら、砲撃と体当たりが主流。あとは試作された円材の先に爆弾を付けたものとか、鋼製漁網を展開して潜水艦をからめ捕る対戦戦術なども存在しました。(後者はさすがに潜水艦ではなくてドリフターだと思いますが)

    あとWW1中にも使用された、爆弾付パラベーンを忘れていましたので追記します。
    いぎし ちじ

  3. 2の修正。

    誤 後者はさすがに潜水艦ではなくてドリフターだと思いますが
    正 後者はさすがに駆逐艦ではなくてドリフターだと思いますが
    いぎし ちじ

  4. いぎし ちじ様
    すみません、返信が遅れました。ご回答ありがとうございます

    防雷具が対潜用途にも使われていたのですか、全く知りませんでした。
    爆雷とソナーという正解にたどり着くまでやはりいろいろと試行錯誤を重ねていたのですね。

    WW2はともかく、WW1となるとなかなか手ごろな書籍が無くて分からないことが多いのですけれども、勉強してみます。
    takka

  5.  「海軍護衛艦(コンボイ)物語」という本が、そのあたりを的確にまとめておられたと思います。
     
    hush


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