899 艦橋では方位や距離の数字を読み上げたりすると思いますが、その時の数字の読み方について教えて下さい。
方位は一桁ずつ読み上げると思いますが、100未満の場合、例えば方位10度ならば2桁だけ読んで「ヒトマル」度でしょうか。それとも000〜360度の扱いで「マルヒトマル(010)」度でしょうか?また、100以上でキリの良い100・200・300の場合は一桁ずつ読んで「ヒトマルマル」でしょうか、それとも「ヒトヒャク」でしょうか?
距離の場合は千や万の単位まで行きますが、例えば距離10000なら「ヒトマン」、12000なら「ヒトマンフタセン」といったところで合っているでしょうか?


みがも

  1. 方位を読み上げる時も距離を報告するときも単位は付けません。
    方位はヒトマルマル、フタマルマル、サンマルマルで二桁であっても省略はせずマルフタマルになります。
    距離は100mを1単位とするので1万mであればヒトマルマル、1万2千mであればヒトフタマルです。
    薩摩

  2. 私が体験航海で乗った護衛艦では、「ふたひゃくななじゅう度ヨーソロー」
    (当直士官)とか「左さんじゅう度の漁船右へ進む」(見張員)とかやってました。距離は「ななてんやーまる」で780mのようでした。(接岸時に小型光学距儀で距離を測る海士から艦長への報告)以上ご参考までに。
    SAW

  3. 回答感謝します。
    艦ごと、或いは時代によって多少違うんですかね?
    100m1単位というのは言われてみれば確かに、海上では短距離は省略した方が使い勝手が良さそうですね…
    みがも

  4. 方位の読み上げ、とのことでしたので1の回答をさせて頂きました。
    また見張り員としての経験上、外洋で距離の報告をする事が大半で出入港時の計測は考慮しておりませんでした。
    m単位の報告が必要なのは出入港時を除くと燃料補給等で他艦と並走している場合(ハイライン中)や観艦式のような狭い範囲に多数の艦艇が行動する場合等があります。
    SAW様の見張り員の報告は羅針盤での方位ではなく真艦首を0度とする方位の報告方法で、方位の読み上げというより口語での報告という意味合いが強いです(私も現役時代同様の報告をしています)。
    この辺りの事情は少なくとも海自においては変化はないと思われます。
    薩摩


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