89 戦車の装甲について質問です。
第二次世界大戦の飛行機から戦車への爆撃は上面装甲が何mmあれば耐えられるんですか?それと対戦車地雷には何mmあれば耐えられますか?
あと歩兵が携帯できる対戦車兵器(バズーカ、パンツァーファウスト等)には何mmあれば耐えられますか?300mm位あれば大丈夫だと思うんですがどうでしょうか?
ハマグリ

  1. 爆撃について:耐えられません。
    地雷について:耐えられません。
    対戦車兵器について:耐えられません。
    というか、耐えられる装甲を有した時点で、それは戦車の範疇に入らない別物になっていますよ。
    シャコ

  2. 爆撃について…
     戦車に対する爆撃は対艦攻撃のように専用の徹甲爆弾を使うわけではなく、通常の陸用爆弾を用います。つまり、爆弾を直撃させて装甲を貫通させることで撃破するわけではなく、至近弾の破片効果や爆風で撃破するので上面装甲を上げても爆撃に対処できるわけではありません。
     仮に上面装甲によって対艦攻撃用徹甲爆弾の貫通を防ぐのであれば、空母等艦船の上面装甲のように75〜90mm程度必要になると思いますが、そんな分厚い上面装甲を持つ戦車の車体重量と着弾の衝撃にサスペンションや地盤が耐えられるとは思えません。

    地雷について…
     対戦車地雷といってもピンキリなので一概に言うことはできません。航空用爆弾を地雷に転用することはそれこそ昔から戦車や航空爆弾が登場したころから行われています。航空爆弾や重砲の榴弾を転用した地雷も含めるのであればまず戦車に耐える事は出来ません。仮に装甲が耐えても車体を飛ばされ、中の乗員は衝撃で死ぬでしょう。

    対戦車兵器について…
     それぞれの対戦車兵器の装甲貫通能力を調べてください。それよりも厚い装甲が必要です。
    おうる

  3. >2

    そうしたまるで日本海軍のような使い分けがあったのでしょうか?
    また爆撃は目標が戦車であっても基本的に直撃を期待して照準、投下します。
    戦争後期の対戦車爆撃法は小型成形炸薬弾の直撃を狙うようになり、至近弾での効果は期待しなくなります。

    BUN

  4. 失礼しました。認識に誤りがあったようです。
    おうる

  5.  ちょっとWikipediaをググったところでは、パンツァーファウストの一番威力の高いものは200mmの装甲を貫徹できることになっています。ケーニヒスティーガーの装甲は一番厚い砲塔前面が180mmですから、その程度の重戦車では「安心しきれない」というところでしょうか。実際には装甲の傾斜がこの種の弾丸の威力を減殺するので、正面から撃ち抜くのは大変でしょうね。

     クルスク戦あたりだと、爆弾に遅発信管を使って超低空で真上に落として1秒でビューンと逃げるのがドイツ空軍の標準的な攻撃法であったようです。どれくらいの爆弾を積むかにもよりますが、エンジンの真上を完全に覆うってのは排熱的に無理な気がします。

     対戦車地雷は装甲を撃ち抜くものではなく、キャタピラや転輪を主に壊すものですので、装甲だけ厚くても助からないでしょう。装甲が300mmあったらその重量が転輪を壊すかもしれませんが。
    マイソフ


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