14 自衛隊員が式典で空砲を撃つのをニュースで見ました。
このようなシーンはよく見かけます。
銃器で空砲を撃つと壊れると聞いたことがあるのですが、
そのようなことはないのでしょうか?
壊れるとしたら、なぜ、どこが壊れるのでしょうか?

どうでもいいことかもしれませんが、ふと疑問に思ったもので。
よろしくお願いいたします。

ノン

  1. 「空砲」と「空撃ち」を混同されていないでしょうか。「空砲」は弾頭の付いていない弾薬(=空包)を装填して撃つこと、「空撃ち」は弾薬を装填せずに発射操作を行うことです。

    空包であれ実包であれ、銃器は装填された弾薬(薬莢)の後部に付いている雷管をバネ仕掛けの機構(撃鉄、撃針などと呼ばれる機構)で叩いて凹ませ、その衝撃で発火させ主装薬に点火し燃焼させるのが基本的な作動原理です。
    弾薬を装填せずに引き金を引く「空撃ち」の場合、本来叩くべき雷管の無い状態で撃針が動くことになります。これは銃の機構に対し不必要な負担を与えることになり、撃鉄・撃針・撃針バネ・撃鉄を受けるフレームなど作動機構周辺の金属疲労や磨耗を促進することになります。

    それによって銃が即座に壊れることはありませんが、たとえば店頭で商品見本の銃器をガチャガチャ空撃ちすれば表面処理に傷が入ったりメッキが剥がれたりして新品としての価値を損なうかも知れませんし、使い込まれてかなり疲労が進んでいる銃器を空撃ちすれば撃針や撃針バネが折れたりするかも知れません。
    無記名

  2. 無記名さん、返事が送れてすみませんでした。

    >「空砲」と「空撃ち」を混同されていないでしょうか。
    混同していました(汗)

    お話はよく分かりました。
    ありがとうございます。

    ノン


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