27 何度も同じような質問をしてすいません。
私が日本担当のシミュレーションの途中T34に対抗出来ずに関東軍がズタボロになって敗走していた途中にふと海軍の長八センチ砲を戦車砲にすることを思いつきました。
76.2mm65口径、初速900m/sという諸元だけ見ると徹甲弾さえあれば17ポンド砲と同等か少し劣る(装薬の製造能力を考慮)レベルの戦車砲になるんかな?
と思ったんですが可能でしょうか。
素人18

  1.  前にも同じようなことをお答えしましたが、T34を撃ち抜ける大砲は陸軍にも色々とあるはずですが、なぜ海軍砲でソ連の戦車を撃つのですか?
     そもそも海軍の長8センチは28門しか製造されていませんので、まず満州には存在しないものと思います。存在しない大砲で撃つのは無理かと。

     で、前にも申し上げましたが、九九式八糎高射砲なら88ミリ45口径で、四式徹甲弾もあります。四式七糎半高射砲も四式・五式中戦車への搭載を予定していた砲で、徹甲弾も試作されています。いずれも、距離や命中角度によってはT34も撃破できるでしょう。

     長8センチでも、対戦車砲にできるかと問われるなら、徹甲弾であれば抜けるでしょうけど、そもそも艦載砲なので、陸上での移動使用を全く考慮していないものかと。

     そのための車両を海軍がわざわざ作るわけはありませんから、陸軍が海軍砲を採用して、対戦車砲として使うための移動車両も開発するのですか?
     砲身重量が全然違うので、既存車両の流用ができるかはわかりませんよ。また、似たような性能で口径が違う砲を採用するなど、まともな軍隊ならまずやらないと思いますが。以下砲の性能について。

     四式七糎半高射砲/六〇口径九八式八糎高角砲
     口径:75mm/76.2mm
     砲身重量:837kg/1,317kg
     初速:850m/s/900m/s
     最大射程:17,000m/13,600m
     最大射高:11,000m/9,100m
     射界:0〜+85度/−10度〜+90度
     製造門数:約70門/28門

     上記を見ればわかると思いますが、長8センチの性能が際だって優れているわけではないのですが……。

     で、ans.Qの最初に書いてある通り「下調べしてから、質問される」のはいかがでしょうか(ウィキペディアでも、これくらいは調べられますけど)。
    高村 駿明

  2. >1
     似たような性能で口径が違う砲なんて他国でも珍しいものではないのですが、英米独等の陸軍はまともな軍隊ではなかったのでしょうか?
     また艦砲の陸戦転用なんてのは古今東西珍しいことでもなく、砲架等を用意すれば良いだけのことで、日露戦争の旅順戦、第一次大戦の青島戦で、我が日本海軍が実際にやっちゃってることです。
     また12糎高角砲を九七式戦車の車体に乗せちゃった自走砲なんてのも陸戦隊にはあったようですから、九八式長8糎を戦車等に乗せた自走砲を海軍が作るという事も全く不可能な話ではないです。まあ、陸戦隊が対戦車目的に自走砲を作るとは考え難いですし、その場合でも長8糎なんて変なものを持ち出すより、普通に沢山ある8糎高角砲で間に合わせるだろうとは思いますが。
     また海軍の高角砲や対空機銃は陸軍の船舶等にも提供されていますから、陸軍が海軍の火器を使うなんてありえないというわけでもありません。

     もちろん、T-34対抗ならば、陸軍に普通にある各種火砲(四式野高や八八式野高もしくは九〇式野砲等)を使えばよいだけのことという>1での意見そのものには、諸手を挙げて賛同いたしますが。
    SUDO

  3. 感謝です高村さんSUDOさん。
    ご指摘の通りもう少ししっかり調べてから質問します。毎回手間をお掛けしてすいません(^^;

    素人18

  4. >2
     実際銀河があるのに、似たような四式重爆を採用したりしていますね。
     確かに、兵器が不足すれば別のところから必要性能がある兵器を流用するということも想定できますね。視野が狭いことを申し上げ、恐縮です。

     海軍短十二糎自走砲及び海軍十二糎自走砲については、ご教授ありがとうございます。念頭から抜け落ちていました。
     後者は特に、写真を見てもとんでもない兵器ですね。
     小さな九七式中戦車の車体に10年式45口径12センチ高角砲の巨大砲身が載っていて、果たしてまともに走れるのか疑問に思うほどです(時速20キロで走れ、全周射撃も可能だったとはありますけど)。
    高村 駿明

  5. 調べてみたんですが七糎半戦車砲(長)II型の装甲貫徹能力が格下であるべき
    kwk40が距離1000mで104mmの装甲を貫徹できるのに対して七糎半戦車砲(長)II型は同距離で75mm何故こんなにも差が出るのでしょうか?
    まさかチハの時と同じようにカタログスペックを優先するために砲弾を軽量化したのでしょうか?
    資料を見たら七糎半戦車砲(長)II型の方が200gほどかるかったので。
    毎回下らない質問ばかりして申し訳ありませんがどうかお答えください。
    素人18

  6. 5>
    諸外国の砲と比較する場合、カタログスペックで比較するとその砲の試験に使用された装甲板の種類でまた数値が変わってくるので難しくなってしまいます。
    ですので一番いいのは実車に対しての射撃試験なのですが、そうすると七糎半戦車砲(長)II型等試作砲を比較する場合はとても困ったことになります。

    ですが、一言いえるのは、ドイツ火砲のカタログスペックはあまり当てにならないということでしょう。
    たとえばPak40は、1000mで130mmの装甲板を抜くことになっているようですが、手元の資料によれば、傾斜しているとはいえM4の車体正面の、通常徹甲弾での貫徹可能距離が100m、別の弾種で500m?だそうですので、どっちにしてもちょっと情けないものでしょう。
    (一応車体前面下部はタングステンで800m、通常徹甲弾(APC)で1500mです)

    日本の戦車砲の場合は、米軍戦車の使用している装甲板の関係上、皆カタログスペック以上の数値を出しています。
    例えば、1式戦車砲はM3軽戦車の車体前面(38mm〜44mm)を800m、場合によっては1000mで抜いていますので、ほぼ同様の装甲厚であるM3中戦車の側面(38mm)を800mで抜く5cmKw.K(たぶん38、カタログスペックだと1400mで抜いてなければならないようですが・・・)とほぼ同威力かそれ以上と思われます。

    ですので七糎半戦車砲(長)II型も、同級の他国の火砲と同様かそれより少し劣る程度の威力を示すと思われます。

    ちょっと戦車砲は門外漢なので、まあ参考程度に・・・
    P-kun

  7. ご回答有難う御座います。
    助かります。
    素人18


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