50 アンチマテリアルライフルなどは対人用らしいですが破壊力がすさまじく
あまりに非人道的だとゆうコトで対人用には使用しないようにとゆう運動があるとゆうのは本当ですか?

また破壊力はどれほどですか?
MP90

  1. 大口径の弾丸を対人用に用いることは、「陸戦ノ法規慣例ニ関スル条約」付属書「陸戦ノ法規慣例ニ関スル規則」第23条第5号に違反するという指摘があるようですね。この規定の内容については、自分で検索して調べてください。
    そもそも対人使用の問題について、検索すれば幾らでもヒントになりそうなものが出てきます。ま、そんなことをなさらずに、自らの非常に杜撰なリサーチ能力を自慢されたいというのなら、別に構いませんが・・w
    アリエフ

  2. Ans.Qトップの「Ans.Q過去ログ検索」で、「アンチマテリアルライフル 対人」といれるといろいろ引っかかります。武器・装備1361の後半あたりが詳しいですね。
    「対物ライフル」や「国際法」などを組み合わせて試すのもいいでしょう。
    もちろん、Ans.Qだけでなく普通のGoogle検索も試して下さい。

    >1 アリエフさん 答えるのがいやなら回答しないでください。質問者を教育したいとお考えなら、どう検索すべきか指示しない限り回答として無意味です。アリエフさんのやりかたでは効果は期待できません。
     また、最後の一節は不要かつ不適切でありマナーに反します。
    カンタニャック

  3. >2 私のレス中にある「陸戦ノ法規慣例ニ関スル条約」の言葉を入れるだけでも、一般人の注意力を以って容易に「陸戦ノ法規慣例ニ関スル規則」23条の
    内容について検索できるのですが。たった今、やってみました。検索のためのキーワードをきちんと示してあるんですけど。
    なお、「23条5号」でなく「23条のホ」としているのもあったりしますが。
    アリエフ

  4. ああ、失礼。ご抗議の趣旨間違えてました。
    しかし、ご指摘の通り、「アンチマテリアルライフル+対人」のKW入れてGOOGLE検索して出てきたものをざっと眺めてみるだけで、条約か何かによる規制、あるいは50口径弾使用に関する問題が存在するらしいというのは、一般人の注意力で容易にわかります。もちろん、ここの過去ログもヒットしますし。その後は、条約とか規制とかいったKWを追加すれば、どの条約のどういう規定に関わりありそうかわかるはず。
    確か、以前、アンスクのルールで、自分で容易に調べられるものは自分で調べてから、というものが出ていたはずなんですが。

    アリエフ

  5. 遠くの人の眉間をぶちぬくには重くて初速の速い大砲のほうがいいですね。長距離飛ばしても重い分エネルギーが落ちませんから。まあそんな大砲ぶちこまれたら頭とかもげますが。威力はチハたんならいじめられます。
    Alphabette

  6. > アリエフさん
    > 自分で容易に調べられるものは自分で調べてから、

     メージャーな兵器の基本性能などでしたら容易に調べられることにでしょうが(実際には公式な呼称を検索してから名称で検索した方が確度が高い情報にアクセスできるわけで、初心者の方にはこういうテクニックもお教えした方がいいとは思いますが)、この問題はそうではありません。
     
     たとえば今「アンチマテリアルライフル 対人」Google検索をかけると、ハテナ「人道的でないという批判もあり、現在では戦場における12.7mm以上のライフルでの対人狙撃は禁止されている」
    ウィキペディアはアンチマテリアルライフルの存在理由をうまく説明してますが、対人使用の可否については記述なし。
    HyperArmsでは「50口径弾の対人狙撃は、その強力な衝撃力からあまりにも非人道的として国際法上の問題から禁止されている。」
    次はニコニコ動画、おそらく効果を視覚的に認識するのにはいいでしょう。
    次がAns.Q武器装備の1446で、ここだけですと結論は出ていませんが、1361を見ろという重要な情報があります(ただし、Ans.Qを使い慣れていない人には、Ans.Qトップの過去ログお持ち帰りをクリックをクリックして武器装備1361にいく方法がわからないでしょう)
    次の2ちゃんねるの89番の名無し三等兵さんは、なかなか興味深いレスを付けてますが、2ちゃんの場合あまりにもノイズが多すぎます。
    次のサイトは「対人使用に関しては威力が高すぎるため人道的でないという批判もあり(体のどの部分だろうと、当たればほぼ死亡する)、現在は条約によって戦場での12.7mm以上のライフルでの対人狙撃は禁止されている。」
    その次のサイトの質問者はどうも対人狙撃禁止はジュネーブ条約によると思っているようですね。
    2頁目に入って週間オブィエクトには「ショットガン*1やアンチマテリアルライフル*2の対人使用をこの条項に当て嵌めるべきだという解釈論*3は以前からよく聞きますが(つまり慣習法的なものと言える)」という興味深い記述がありますが、残念なことに「白燐弾」がメインのアーティクルですから、そろそろ疲れてきた検索者が読み飛ばしてしまう危険もあります。(ヒットした場所が見つからないときにはエクスプローラーなら「編集」→「このページを検索」を)
    次は対人使用の可否についての記述なし。
    その次の「独りで歩いてく人のブログ」は「戦場で12.7mm(50口径)弾で人を撃つことは国際法で禁じられている」というのは誤りであるとする。

     私もいい加減疲れてきたのでこのあたりで止めますが、他の予備知識なしにこれを読んだだけで、「あまりに非人道的だとゆうコトで対人用には使用しないようにとゆう運動があるとゆうのは本当ですか?」という質問に回答できるでしょうか?

     そもそもアンチマテリアルライフルによる対人狙撃は違法かどうかという前提問題についてですと、最初のハテナで国際法違反、次に国際法について触れているサイトもやはり国際法違反、ここまで読んで(一応ダブルチェックしてる)国際法違反で正しいという結論を出す方も結構いるでしょう。(かつてのネットは少数意見を探すよい場だったのですが、現在は多数意見の無制限繁殖場になっているので、ある程度深くさぐらないと一方的な結論になる危険性大)
     ある程度読み込むと、ようやく「国際法違反」のほかに「国際法違反と非難される事があるが明示の規定はない」「明示規定はないが国際慣習法違反と考える説もある」「国際法違反ではない」といった考え方が出てきます。

    これは「自分で容易に調べられる」ものじゃありませんよ。
     
    > MP90さん
     Ans.Q1361である程度おわかりになったかと思いますが、まとめと補足。

     で、上に出てきた説の中でどれが正しいかというと、…実は全部正しい(間違っているとはいえない)のです。
     ハーグ陸戦規則が禁止する「不必要な苦痛を与える兵器」には具体的な内容がありませんから、様々な解釈が可能です。
     具体的な禁止規定のあるダムダム弾などより人体に加えられる損傷が大きいアンチマテリアルライフルは「不必要な苦痛を与える兵器」として当然禁止されているという考え方もあるでしょうし、2キロ先の敵兵を狙撃するためにはアンチマテリアルライフルが必要であり、必要性がある以上「不必要な苦痛を与える兵器」とはいえないと考える事も出来るでしょう。
     また、慣習法を考慮にいれれば多くの人がアンチマテリアルライフルの対人使用を国際法違反と考えているから国際慣習法違反(あるいはハーグ規則の「不必要な苦痛を与える兵器」に含まれると解釈すべきである)、あるいは実際には対人狙撃にしばしば使用されるにもかかわらずあえて対物使用を主用途とするアンチマテリアルライフルであると主張する用兵者はアンチマテリアルライフルの対人使用を違法と認識しているということも出来るでしょう。逆に、アンチマテリアルライフルが実際には対人兵器としてしばしば使用されている現状がある以上対人使用を違法とする慣習法は成立していないということも可能でしょう。
     
     つまり、違法論者、合法論者、どっちともいえないなどの論者がおり、加えてどういう使い方ならいいのか(対物目標ならいいとして対物目標とはなにか)というこれまた面倒な問題もあります。

     ただし、アンチマテリアルライフルの対人使用禁止についての議論は昔からありますが、特定通常兵器禁止制限条約などでその禁止を明示しようという動きは、かつてのナパーム弾禁止運動や対人地雷禁止運動などに比べればそれほど大きくないように感じられます。(これは私の「感じ」にすぎませんが)おそらく民間人被害の問題とあまり関わらない点が、ミリタリ(特に銃器)マニアには受けるが、一般ではあまり問題とならない理由かななどと考えております。
    (なお、Ans.Q1361にはsoryaさんが明文化の問題についての貴重な情報を書き込まれています)
    カンタニャック

  7. 勝手な推測ですがMP90さん、「回答者の書いていることが理解できない」みたいな部分はありませんか? 思い付いた質問を続けるより、先に銃器絡みの予備知識を増やした方が理解しやすいですよ。Ans.Qの過去ログや、検索で適当な銃の名前を入れてデータベースを探した方が結局は近道です。

    質問の「どのくらいの威力か」にしても、どういう回答をお求めでしょう? 12.7x99mm(.50BMG)は例えば700グレインのもので13,971 ft·lbfというデータがあります……とか言われても何のことやらってところでしょうし、○○が壊せますよと言われても他の銃の威力を知らなければそれが凄いのか凄くないのか分からないものです。
    シートン

  8. ガキの質問にお歴々がどう回答するか、畏れながら興味深いところです。
    ガキは過去ログを見るべし。自分の質問が“普通のGoogle検索”をすれば、
    分かることだと知るべきでしょう。いちいち人に聞くな。

    と、えらそうなガキの、低レベルの便乗質問です。
    「人道的でない」とはどのような意味なのでしょうか。
    私は例えば.22ショートのようなので何発もウジウジ傷めつけるより、
    .50で一気に、のほうが“いっそ殺して”みたいで人道的な気がするのですが。
    竹松

  9. >6 そもそも、質問の内容は「対人用には使用しないようにという運動」の存在如何と言うことですから、私の1のレスにしても関連しそうな情報を示しただけで、直接的な回答になっていないことは十分承知しております。そして、ご指摘のように、真偽の程度も様々な多様な見方、情報がネット上で定義されているわけですから、責任ある回答としては「わからない」とするのが最も良いのかもしれません。
     ただ、例えば、ネット上で調べてみたところ、ハーグ陸戦法規違反と言う指摘もあるが、このような主張に基づく反対運動が実際に存在するのか?というような質問でしたら、それなりに私のできる範囲で調べてみたいという気は起きますけどね。
     その程度の自己努力もせず、質問丸投げ的な姿勢に対しては、ネット使ったことのないような人でも反感を抱くのが常識的と思いますが。GOOGLEという道具もあるわけですから、それを最大限使ってみるべきではないのかと。
     例えるならば、法律の学生が六法や基本書を引くこと無しに、思いつきで教授に対し法律の質問しているようなものですな。それが「常識的」とされる世界であれば別ですが・・
     
    アリエフ

  10. ああ、そうか。そもそも1のレスで「杜撰なリサーチ能力」どころでなく、そもそもリサーチする気がなさそうなことを示されたいのですか?とする方が、正確でしたね。そのように修正いたします。
    アリエフ

  11. ここはアリエフさんの反感を表現するための場ではありません。
    あなたが質問に反感を抱くのは勝手ですが、あなたの姿勢に反感を持つ人がいることも認識してください。
    お願いします。
    ど素人

  12. > 8
     国際法で禁止される非人道的な害敵手段は、ハーグ陸戦規定によれば「不必要ノ苦痛ヲ与フヘキ兵器、投射物其ノ他ノ物質ヲ使用スルコト」、特定通常兵器禁止制限条約(前文)によれば「過度の傷害または無用の苦痛を与える兵器、投射物及び物質並びに戦闘の方法」となっています。

     戦争をする以上、相手を戦闘不能にするための様々な害敵手段を使用することは認められますが、その目的達成のために不必要な過剰な暴力を行使すれば、「不必要ノ苦痛」あるいは「過度の傷害または無用の苦痛」を与えることとなります。
     敵の殺傷は戦闘の目的ではなく手段ですから、敵を殺さずに戦闘目的を達成できるのにあえて敵を殺害することや、敵の一部を殺害すれば戦闘目的を達成出来るのに全滅させるといった行為は、非人道的で国際法に反するといっていいでしょう。確かに「長期間苦痛にもだえ苦しんだ末に確実に死亡する」兵器があるとしたら、それは「即死する」兵器に比べて非人道的でしょうが、「当たれば確実に死ぬ」兵器と「当たれば敵の戦闘力を奪うが死亡するとは限らない」兵器なら、後者の方がより人道的といえるでしょう。
     夢物語かも知れませんが、もし将来、敵を殺したり傷つけたりすることなく効果的に敵の戦闘能力を奪う兵器が開発され、それが普及した場合を仮定すれば、敵を殺したり傷つけたりする現行の兵器はすべて不必要あるいは無用の苦痛を与える国際法違反の兵器になる可能性すらあります。

     質問の例に則していえば、通常の狙撃銃で効果的な射撃が可能な対人目標にアンチマテリアルライフルを使用することは、過剰な暴力の行使であり国際法に違反するという主張は、確かにもっともなのですが、他方通常の狙撃銃では攻撃できない遠距離の対人目標や防御物に守られた対人目標に対してアンチマテリアルライフルを使用することは国際法違反とはいえないという主張も一理あります。
     そうはいっても、「ああ、敵は1キロ以上遠方にるからアンチマテリアルライフルで攻撃しろ。あ、まずい。敵が接近してきたぞ。狙撃銃に切り替えろ。」といった器用な戦争は現実には困難でしょうから、効果的な規制をおこなおうとすれば、ダムダム弾や毒ガスや敵の盲目化を狙ったレーザー兵器などのように、全面禁止規定をつくるしかないでしょう。

    > 9
    > ただ、例えば、ネット上で調べてみたところ、ハーグ陸戦法規違反と言う指摘もあるが、このような主張に基づく反対運動が実際に存在するのか?というような質問でしたら、それなりに私のできる範囲で調べてみたいという気は起きますけどね。

     質問者がおっしゃりたいことを、見事に要約されていると思います。
     私も反対意見があることは存じておりますが、ネット上で調べましたが具体的な反対運動についてはうまく見つけだすことが出来ませんでした。なにとよろしくご教授下さいますようお願いいたします。
    カンタニャック

  13. > 12 補足訂正
    わかりにくいと思いますので、下記の文にカッコ内の文を追加して下さい。
    > 敵の殺傷は戦闘の目的ではなく「敵の戦闘能力を奪うための」手段ですから


    カンタニャック

  14. カンタニャック様
    ご教示有難う存じます。
    わたしが素朴に疑問に思っているのは、まさに>「過度の傷害または無用の苦痛」です。
    「過度の障害」ということでしたら、対人地雷で片足の先だけ吹き飛ばすのと、
    デカ地雷で苦痛を感じるまもなく粉砕しちゃうのとどちらが人道的なのかな、とか
    .22ショートを20発くらいぺチぺチ打ち込むのと、大砲で吹っ飛ばすのと
    どちらが人道的なのか、です。
    ある兵器をもって人道云々はナンセンスだと思います。
    >敵が接近・・・狙撃銃に切り替えろ 器用な戦争は現実には困難・・・
    まことに適切な事例と存じます。
    30mmクラスの対物ライフルもあるやに聞いておりますので。
    竹松

  15. 大変参考になってうれしいですが

    喧嘩せんでください 藁
    Mp90

  16. >14
     「非人道兵器」=強力な兵器ではありません。問題となるのは、その兵器(あるいはその兵器の特定の使用方法)が、軍事目的達成のためには不必要な過剰な暴力性をもっているかです。

     具体例を挙げるとすれば、特定通常兵器禁止制限条約(以下面倒なのでCCWと略します。条約の本当の正式名称は「過度に傷害を与え又は無差別に効果を及ぼすことがあると認められる通常兵器の使用の禁止又は制限に関する条約」というじゅげむな名前です)の議定書IVで禁止された「失明をもたらすレーザー兵器」などが適切でしょう。
    条約文はここ(それほど長くありません)
    http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/mt/19951013.T1J.html

     ここで禁止されるのは、「戦闘のための機能の一として、視力の強化されていない眼(双眼鏡などを使用していない目)に永久に失明をもたらすように特に設計されたレーザー兵器」で、一時的に人の目をくらませるだけのレーザー兵器(レーザーには不向きかもしれませんが)や、より強力な(対ミサイルや対航空機などの)軍用レーザー兵器を禁止するものではないことが明記されています。
     つまり一時的に視力を奪う装置は軍事的な合理性必要性があるが、永久に失明させるレーザーはその能力が過剰と考え、他方ミサイルや航空機や戦闘車両などを攻撃するレーザーにはそれより遙かに高い出力の強力な兵器となるでしょうが、それはミサイルや航空機等の破壊という軍事目的に必要なものであり、したがってその暴力性は「過度」ではなく、そのような兵器の使用に付随して失明が生じても、それも含めてやむを得ない(必要な範囲内の)暴力行使と考えるわけです。

     なんというか、人を殺すのはいいが盲目にするのは非人道的という、まさに竹松さんがおっしゃる大砲で吹っ飛ばすのはOKだが、.22でネチネチいびるのはダメを体現したような規定ですが、敵機をレーザーで落とす事には軍事的な必要性・合理性があるが、敵兵を永久に盲目にすることには軍事的な必要性がないということでしょう。
     確かに敵兵を盲目にすることは、その兵士の戦闘能力を完全に奪い、また敵の看護施設や傷病兵対策に大きなコストをかけさせる事ができるという意味では合理性がありますが、このようなやり方で敵および敵兵士に過大な負担を追わせる事もまた「非人道的」とされるわけです。

     おそらく竹松さんは納得されないのではないかと思いますが、私がおこなっているのは、このような条約がつくられた意図や論理の説明です(これが私の意見というわけではありません)。これ以上のこの問題について語るのでしたら、「議論ボード」の方が適切でしょう。 

    > 15
     すみません。私は「質問者は神様です」論者なのですが、もちろんどのサイトでもそうでしょうがいろいろな考え方をなさる方がいらっしゃいます。様々な意見が聞けるのも一興、その上で、御自分の考えを確立して下さい。

     (細かい事ですが一点。それぞれのサイトにはそれぞれの方言があります。それ自体は当然のことで、どの方言がいいとか悪いとかではないのですが、ここでは「藁」(あと「w」や「笑」もですが)は常用しないという方言が使用されております。ご留意下さい。)
    カンタニャック


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