65 投稿させていただきます。よろしくお願いします。
ネットで調べたのですが、どうも確信を持てる答えが見つからず、こちらでお願いする次第です。
「ブローニングハイパワー」と呼ばれる拳銃についてです。
@この拳銃の開発を要請したのはフランス軍(植民地軍?)であるというのは、通説と言えるでしょうか?
Aこの拳銃の初期のタイプに、タンジェントサイトを備えたものがありますが、
これは、どこの軍に制式採用されたものですか? その中に、ベルギー軍は含まれますか?
Bベルギー軍が上記に含めれるとした場合、ベルギー軍における制式名称(軍における正確な名称)を教えてください。
おおた

  1. ブローニングハイパワーに関しての話題は 過去幾度となくありましたので今回は簡潔に回答します。

    >1.その通り開発要請はフランス軍ですが、結局 フランス軍には採用されておりません。

    >2.カナダ、中国国民党、ベルギーと雑多な国でタンジェントサイト付きモデルが採用されております。

    >3.Pistolet Automatique Browning Modele a GP. (GP= 仏 Glande Puissance =英 High Powerに同じ)

    軌跡の発動機?誉

  2.  僭越ながら、>1. の補足として
     ブローニング・ハイパワーの開発史というのは、意外と詳しい記述がないもので、いろいろな記事を少しずつつなげて知識にしていくしかないように思いますが、それでもGun誌1996年6月号のTurk氏の記事、2005年11月号のAkira氏の記事は、タンジェントサイト(50m〜500m)付きモデルの写真、その他の情報も豊富で、きちんと簡潔に初期のHP35を解説していると思います。(ただし、Turk氏の文中のD. D. Saiveは、D[Dieudonne] J[Joseph] Saiveの記憶ちがいだと)。
    ハイパワー(High Power)は、フランス語ではグラン・ピュイサンス(Grande Puissance)といい、Turk氏、Akira氏とも、1935年にフランス軍でなく、“フランス植民地軍”に制式採用されたと記していました。

    Jウォ〜ク

  3. 軌跡の発動機?誉 様、Jウォ〜ク 様、
    ご回答、ありがとうございます。
    ベルギー軍の制式名称は、何気なく「Model 1935」なのかと予想していました。
    軍制式拳銃の名称の多くは、
    「Automatic Pistol, Caliber .45, Model of 1911」、「Pistole 9mm Model 49」、「Pistole 38」、「十四年式拳銃」
    といったように採用年を使用する単純なものになっていますが、
    ベルギー軍制式名称では「Browning」「GP」という人名や形容詞的な言葉を使用していることは、
    たいへん興味深く、たいへん良い勉強になりました。


    おおた


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