98 GBU-57/B MOPバンカーバスターについて教えてください。
写真もネットで見れるようですが、かなり大きいもののようです。
アフガニスタンの大型の洞窟を攻撃できるぐらいの性能は有るのでしょうか。

アフガン君

  1. http://www.globalsecurity.org/military/systems/munitions/mop.htm

    中程度の硬さの岩盤を40m貫通するとあります。
    すすむ

  2. 追記
    アフガンの洞窟のサイズも岩盤の強度も知りませんので、MOPがどれほど通用するかは判りません。

    なお、米空軍が日々発表するairpower summaryを読むと、GBU-31, -38が洞窟に投下されることが多いようです。
    その際に洞窟の入り口を潰したとか、洞窟を崩壊させたなどの記述が度々見られます。但し目標となった洞窟の規模(cave complexのような表現はありますが)などは判りません。
    すすむ

  3. 書き込み有難うございました。
    入口付近を壊して落盤させて生き埋めにすれば、かなり効果があるのでしょうか。そうすれば、必ずしも大型の爆弾は要らないのでしょうか。
    それらしい写真が載っていました。
    ‘ http://cache.gawker.com/assets/images/2009/06/custom_1244642654333_penetrator.jpg ’
    ‘ http://www.gizmodo.com.au/2009/06/massive-ordinance-penetrator-is-not-what-you-think/ ’
    あまりお勧めではありませんが。
    北部には巨大な洞窟があると聞きます。入口も沢山あるかも知れません。
    御指導のほどよろしくお願いいたします。
    アフガン君

  4.  質問者さんのおっしゃるような「大型の洞窟を攻撃できるぐらいの性能」ではなく、ほとんどの兵器がそうであるように、この爆弾もまた、有効に攻撃できる目標であると判断した場合に使用することになるでしょう。

    蛇足その1
     アフガンではラピスラズリが取れるようです。ラピスは水成岩のある所から取れるはずです。洞窟が沢山あり、水成岩と言えば、おそらく石灰岩地帯なのでしょう。ご存知のように、石灰岩はあまり強度がある石ではなく、強度のバラツキも大きい石です。米軍がこういう貫通爆弾を使う時には、事前にその地域の岩石やコンクリートを分析し、貫通できる深さを予想して使っているはずです。岩石を分析した上で、地震探査等で内部の洞窟をマッピングできれば攻撃目標を絞り込むこともできます。

    蛇足その2
    >入口付近を壊して落盤させて生き埋めにすれば、かなり効果があるのでしょうか。
     石灰岩地帯の洞窟にはしばしば出入り口が複数あります。出入り口を一カ所を潰しても嫌がらせに近い効果だと思います。

    蛇足その3
     この爆弾は最初期にはアイオワ級の主砲弾を改造して作ったということです。写真を見ると形にその痕跡が残っているようにみえます。まだ、そのまま主砲弾そのままだったりするかも。

    「む」

  5. >この爆弾は最初期にはアイオワ級の主砲弾を改造して作ったということです

    重さ13t 直径80cm (140cmとしている資料もあり)長さ6m の爆弾を、16インチ砲弾(重さ1.2t 直径40.6cm 長さ1.8m)から作ったというのは、本当?
    (N)

  6. 4.その3 & 5. >
    湾岸戦争時にアイオワ級の 「予備砲身」を使った、というハナシだったと思います。
    TK

  7. 砲身ですんか。蛇足でした。失礼しました。


    「む」

  8. 御指導有難うございました。
    IOWAの砲弾を調べてみますと1900ポンドと、2700ポンドのもの写真がありました。
    http://commons.wikimedia.org/wiki/File:16-in_Battleship_Ammunition.JPG
    珍しく、原子砲弾の写真も載っていました。中身は小型のW19弾頭で25Ktを16インチ砲弾に詰め物をして仕込んだものです。軍艦から原子砲弾を発射できたんですね。GBU-57/B MOPだと物凄いMt級が仕込めたりするのでしょう。
    http://www.navsource.org/archives/01/016134.jpg
    GBU-57/B MOPバンカーバスターより非常に小型です。
    砲身の写真もありました。
    http://cache1.asset-cache.net/xc/10149270.jpg?v=1&c=NewsMaker&k=2&d=449109E24F92386BE70A02514BA907345C4940990DC260D0
    掲載Web
    http://www.gettyimages.com/detail/10149270/The-Image-Bank

    意外と砲身の肉厚が先端部で薄いので、驚きます。
    蛇足の蛇足済みません。

    最近は誘導爆弾のCEPが小さくなっているので先に落として粉砕した部分に2発目・3発目を打ち込むとGBU-57/B MOPバンカーバスターの破壊震度はかなり深くなるのでしょうか。もったいない話ですが。
    さらに、事前に粉砕した部分に、GBU-57/B MOPに仕込んだ熱核などを使用するとかなりの深度まで地下施設を破壊できるものでしょうか。
    アフガン君

  9. >6
    >湾岸戦争時にアイオワ級の 「予備砲身」を使った、というハナシだったと思います。
    1991年の湾岸戦争時に砲身を流用して急ぎ製造されたのはGBU-28で、使ったのは8インチのM201榴弾砲の砲身だったと思います。
    http://www.ausairpower.net/GBU-28.html

    便利少尉

  10. 洞窟の密閉空間で多量の爆薬を爆発させれば十分効果が得られるようです。
    ブラスト・ドアの内側の爆発。
    http://www.globalsecurity.org/military/systems/munitions/images/mop-image57.gif
    制御はMOABと同じGPS-INS 制御でJDAMアクチュエーター、また小型の固定翼およびグリッド・フィン での制御のようです。
    それらしい画像(古いものです。)
    http://sidelobe.files.wordpress.com/2007/01/mop.jpg
    掲載Web
    http://sidelobe.wordpress.com/2007/01/20/b-2%E2%80%99s-big-baby/
    globalsecurityのMOPの記載の中に複数投下も核も記述されているようです。
    詳しい解説で有りませんのでご指導お願いいたします。
    アフガン君

  11. >9
    あちゃ、訂正ありがとうございます。
    えらい大昔に雑誌かなんかで読んだ記憶だけで特にウラも取らずに書いてました。
    どっからアイオワ級の主砲なっていう話になってしまったんでしょうか。
    TK


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