164 S&Wのリボルバーについて質問です。
先日ダーティハリーを見ていたところ、ハリー刑事の持っているM29のフロントサイトがオレンジ色に塗装されている事に気づきました。
そこで気になって他のS&W製リボルバーの画像を検索した所、塗装されていない物(M19等)もあるみたいなのですが、何か塗り分ける基準があるのでしょうか?
ACP

  1. これは "RED RAMP FRONT SIGHT" と言います。直訳:赤い斜面。
    赤というより朱色に近いナイロン樹脂が嵌め込んであり、この部品の事を"RED INSERT" と呼びます。
    ご質問の銃 S&W MODEL 29, 44MAGNUM より採用された様です。 当初は"RED BEAD" と呼んでいました。

    ↓銃の種類は違いますが クローズアップ画像。赤い斜面の意味が解りますね。

      ttp://www.gunblast.com/images/SW-500/DSC05939.JPG

    さて、S&W 社のリボルバーにおける採用基準ですが、ほとんどに於いて マイクロアジャスト・リアサイトと
    ペアで用いられており、10年位前迄のS&W 社のカタログ(既に何種類かのRED RAMP 付きリボルバーがラインアップ)には
    以下の用途表記がされておりました。

    RED RAMP 付きリボルバー・・・・まず第一に "COMPETITIVE SHOOTING" =射撃競技用 "LAW ENFORCEMENT" "HUNTING"。
    そして これらは仕上げも良い高級・高価格銃です。


    RED RAMP 無しリボルバー・・・・例えば Kフレーム ミリポリは単に "LAW ENFORCEMENT" "MILITARY" です。
    これらは、仕上げも価格も、並みの中級以下の銃です。


    まとめ
    私的には、44MAGNUM で「射撃競技用にどうぞ」 と言うのも どうかと思いますが、
    ハンティングも含めて 「多目的にどうぞ」と解釈するのが良いと思います。

    軌跡の発動機?誉

  2. 誉さん、レスありがとうございます。塗装ではなく樹脂の色でしたか。
    ご回答の中の”RED RAMP FRONT SIGHT”のキーワードを元に、色々と調べてみようと思います。重ねてお礼申し上げます。
    ACP


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