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今年のNHKの大河ドラマは「八重の桜」です。 NHKのCM(?)でも、綾瀬はるかさんが銃を構えるシーンが映し出されています。 しかし、このシーンに違和感を感じてしまいました。 銃の名前は知りませんが、二種類出てきて、 いずれも照準器(?)を立てて狙っているのですが、 綾瀬さんの目はそれの下、銃身すれすれの位置です。 立てた照準器の中で距離に応じて照星をずらし、そこを覗くと思うのですが… 演技指導者の間違いなのでしょうか、 それとも、これは別におかしいことではないのでしょうか? ドラマとは言え、気になってしかたありません。 ライフルマン |
- この番組に撮影協力した方のHPが有ります。
撮影協力に使用した銃はスペンサーカービンとゲベール銃との事です。
ttp://www.aizushinsengumi.com/
ttp://www.geocities.jp/piposaru16/shiryoukan_page/shiryoukan.html
又、日本の銃器全般の研究家として高名な米国在住の須○氏も、当時の銃の事や構え方などで
この番組をご指導していると聞きおよんでおります。
史実においても当時の会津藩が入手していた小銃は このスペンサー銃とゲベール銃 そして、
幕府の軍事顧問である仏国又は蘭製の3つバンド付ミニエー銃が妥当なところと思います。
スペンサーM1860銃はライフル&カービン共に中遠距離照準時に起こすリーフサイト(LEAF SIGHT:照尺)の目盛スケールは
起こした場合200〜800yd(100yd刻み)です。
ttp://www.sharpsburg-arsenal.com/collection/rifles-/-muskets/m1860-spencer-carbine/prod_542.html
ゲベール銃はフリント式、雷管式共にリーフサイトのものは、まず存在しません。単純な照星・照門タイプのみです。
〔旧式(1777年頃〜)であり、且つ球弾・非ライフリングである事により
ゲベール銃は射撃運用方法が集団による一斉射撃としていたからです。〕
仏又は蘭製ミニエー銃のリーフサイトは300〜900yd(100yd刻み)です。
スペンサー、ミニエー両銃共スケール目盛未満の距離は、リーフサイトを畳んだ状態での
アイアンサイトそのまま(仰角0距離射撃)という事になります。
まとめ
専門の方々が協力した番組ですのでしっかりした考証・再現がされる(されている)ものと思います。
つまり御質問の件は、中遠距離射撃から奮戦むなしく状況不利となり接近戦にてサイトを畳む間もなく
目前の敵に応射している場面であると考えましょう。庭先でミニエー銃らしきものを構えている場面は遠近照準の練習。
そして黒色火薬の時代です。連発銃や大砲をガンガン射てば周りは一瞬霧に包まれる如き状況になります。
これらも再現されたドラマとなることを期待して番組を楽しみましょう。
軌跡の発動機?誉
- 軌跡の発動機?誉さん、非常に詳しい解説をありがとうございます。
お蔭さまで、もやもやがすっきり晴れました。
ライフルマン
- >1.の回答は・・・・・・・・
ttp://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/205250/m0u/
まだ誰もまともに見ていないですし、今晩が初回です。楽しみに観ましょう。
〜?誉
- 軌跡の発動機?誉さん
昨日は戦闘シーンは秋以降になるだろうと思い、見ませんでした(汗)
ところで、ご紹介のurlは「ほめごろし」と出ますが???
ライフルマン