404 1933年頃の日本のエンジン開発技術について質問です(カテゴリーが間違っていたらすみません)。
1933年にドイツでBMW 132が開発されました。
そこで質問ですがこのエンジンをライセンス生産で中島飛行機あるいは三菱重工業で生産が可能なのでしょうか?
またBMW 801のように複列化は、可能だったんでしょうか?
shadow

  1.  Wikipediaで良いから軽く調べてみて欲しいのですが、BMW132はP&Wホーネットのライセンス版でして、このホーネットは他にもライセンスが売られており、日本では三菱が購入し明星の名前で生産しております。
     つまりBMW139のライセンス生産相当品はとっくに日本に存在しました。
     またBMW132を複列化したものが18気筒のBMW139でして、これがどうにもならないクソエンジンだったので抜本的に改め直して14気筒にしたものがBMW801という関係になりますので、801のようにではなく132-139のように複列化した結果が801なのです。
    SUDO

  2. >1
    知ってて質問しました。
    BMW 132は、日本版のBMW 801に相当する金星51型とほぼ同等な性能を誇っています。
    それにBMW 132は、後に金星や火星が搭載する燃料噴射装置を搭載するものも
    ありました。
    質問者が注目したのは、そこでした。
    BMW 132のライセンス生産とともにそれらの先進技術を手に入れることは、日本にとってマイナスにはならないと思うんですが。
    shadow

  3.  BMW801に相当するエンジンは出力や規模から言って、金星ではなく火星です。
     また金星・火星といった三菱空冷はホーネットの影響も受けてますが直接的な関連性でいうならアームストロング・シドレーのタイガーのほうが近いぐらいです。
     またBMW132の燃料噴射は1937年でして、仮に直後にライセンスを購入できたとしても、時期的に日本のエンジン開発に益する機会は殆ど無いでしょう。
     そして30年代後半において燃料噴射そのものは先端技術ではありませんし、現実としていうとBMW132の燃料噴射は後のBMW801とは殆ど全く全部といって良いほど違います。BMW132の燃料噴射は「このやり方は駄目なんじゃね?」という知見をドイツにもたらしたという意味では非常に意味があるものでしたが、日本が得たところで得るものは全くないのです。
    SUDO


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