415 火器管制レーダーの照射事件で、日本の艦船などに探知装置が設備されているから、照射された、ということがわかったそうですね。
照射された電波の周波数が不明だと、探知できないと思います。わかったということは、日本側は中国側の電波の周波数を知っていたのでしょうか?あるいは周波数が少々違っていても探知できるものなのでしょうか?


park123

  1. 専門的なお話は他の方にしてもらうとして、ある程度大まかな周波数帯までは探知出来ます。
    探知は出来ますが細かな周波数を割り出すのはそこからです。
    電波探知等でググればいくらでも出てきますよ。



    SC

  2. 回答ありがとうございました。
    <ある程度大まかな周波数帯までは探知出来ます。>
    ですね。


    par;123

  3. 私も詳しくはないですが。
    日頃、中国軍の演習やってるところに電子戦偵察機を飛ばしてますから、
    情報収集してだいたい分かってるんじゃないですか?

    似非ハンター

  4. 回答ありがとうございました。
    情報収集の普段の不断の積み重ねの成果が出た、ということですね。
    park123

  5. 回答済みですが
    スペクトルアナライザ(通称スペアナ)という計測器があります(光の領域なら分光器)
    どんな周波数にどんな強さの電波があるかを測る物です。
    通常時からレーダーの波長帯をモニターしていれば探査レーダーが作動中に、より高い周波数の電波が急に現れたら火器管制レーダーが使われたと判断できるでしょう。


    tune

  6. 米海軍のESM/ECM装置にSLQ32というものがあり、(V)2,3,4というバージョンがあります。このうち(V)2はESM特化で、ほとんどスペクトラムアナライザーといって過言ではないです。

    稼働中のSLQ32は艦橋上部両サイドに設置されたアンテナによりほぼ全周に対して18GHzまでの周波数を受信し、スペクトラム展開します。その中には当然ですが中国艦が使用している航海用レーダー信号、無線通信信号などが含まれており、ディスプレイにはその方位、信号強度、周波数(昔のものはディスプレイとは別枠でデジタル表示)が示されます。コンソールのカーソルツマミを回して、円形ディスプレイに表示される信号にカーソルを合わせるとその時のカーソル方位、dBmで表される信号強度、レーダーならPRFやパルス幅などが表示されます。仮にこの中国艦のFCSイルミネーターの信号諸元が他の方法による測定で判明している場合、その周波数にアラームを設定できます。そして、その諸元が設定した値と一致するとCIC内にアラームが鳴り響きます。戦闘機で言うところのロックオンアラームですね。信号諸元が判明していない場合、アラームは出ませんが、ディスプレイ上に新たな脅威信号として表示されます。カーソルを合わせると、測定した信号諸元が表示され、それによりFCSかどうか判断します。そしてFCSだった場合、操作員によりアラームが出されます。
    86年頃のSLQ32の運用ですからその後大きく変わっているかも知れませんが、だいたいこんな感じで探知します。

    FCSの信号はその性質上、一定の信号強度を維持します。このような輻射は通信波でも起きますが、信号の中身を見れば一目瞭然で、通信波とは信号の中身が違いますので、判別は容易です。
    elebras

  7. tune様・elebras様 回答ありがとうございました。
    ペクトルアナライザやその類があるのですね。ある程度の周波数の幅を常時監視できるのですね。
    もし、周波数がわからなかったら、どうやって監視するのかな、と危惧していましたが、それは溶解しました。
    park123


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