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戦闘機の増槽ですが、飛行機本体の下に吊り下げられているのにどうやってエンジンまで燃料を吸い上げたのでしょうか? 明神 |
- 構造は様々ですが燃料ポンプで吸い上げます。
SC
- 日本の統一型増槽の例http://homepage3.nifty.com/ki43/heiki/takamastu/takamastu.html
上から三番目の写真に「送圧管」とありますように、ここに加圧して、送油管からあげます。
P-51の例。
http://barella.mat.ehime-u.ac.jp/kumac/P51/020fuel.htm
同じく加圧することで圧送されます。
片
- >>2
つまらないことですが教えて下さい。
送圧管を通過する物質は空気だと思うのですが、この空気と増槽内の燃料は接触する構造なのですか?
・接触しないとすると、送圧管から送られた空気は容積が変化する空間(例えばゴム風船)にたまって、空気と燃料の分離壁が燃料を押し出すものと思います。
・接触する構造ならば、燃料と空気は液面で分離することになりますが、送圧管からの液体逆流を防止するために逆止弁のようなものの必要性も感じられます。
どちらでしょうか。まったく検討はずれの可能性もありますが、よろしくお願いします。
太助
- >>3
自分でも調べたんですが、増槽内部の構造はよくわかりませんね。内部には仕切りがあるタイプもあったとのことですが、仕切られた各部屋が完全に隔離されていたのかなど判らないことだらけです。また折を見て質問にあげさせてもらいます。
どうも失礼しました。
太助
- 日本の統制二型の場合、加圧口から先は何もついてなくて、単に中にエアを吹き込むだけのようです。
他も同様と思います。
統制二型や零戦の増槽は中に隔壁がありますが、穴が開いてつながっています。
ついでに
ホーカー・テンペスト
http://www.hawkertempest.se/Droptanks.htm
Me109
http://www.lonesentry.com/blog/wp-content/uploads/2012/11/fuel-diagram-me109-betriebsstoff-zusatzanlage-bf109-drop-tank.jpg
いずれも加圧型でした。
零戦は燃料ポンプで吸い上げ型です。
片
- >>5 片さん、回答ありがとうございます。さすがシンプルな作りになっていたんですね。
ところで、隔壁の穴の開き具合が以下のHPのようならば、隔壁で飛行中の燃料の偏りを防止する云々という話と食い違うようにも思えます。国か時代が違う話なのでしょうか?
http://www.ww2aircraft.net/forum/aviation/mustangs-mosquitos-32761-2.html
統一二型が加圧型、零戦が吸い上げ型。だとすると一式戦は???どの型の増槽を付けていたのか付けていなかったのかなど疑問が膨らみますね。先ずは過去ログでも調べてみますか。
太助
- 隔壁の穴の空き具合は零戦の330立増槽も統制型も同じようなものです。
http://www.awm.gov.au/sites/default/files/136503_2-222x300.jpg
http://homepage3.nifty.com/ki43/heiki9/minowa/minowa.html
姿勢が変わってもいっきに偏らない、というところです。
片
- なるほど、加速時などに前後に一気に偏るのを一時的に防止しているんですね。穴も隔壁の一番下に付いているようですし、これなら送油管も一本でいけそうです。
よくわかりました。ありがとう。
太助
- 蛇足ながら、自動車の燃料タンクにも加減速時や旋回時の燃料の偏りを防止するために穴開きの隔壁があります。自動車では燃料が偏ると、タンクの壁に燃料が当たって「ドン」と言う音が発生することがあるので、それを防止するためです。
Wisteria