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二式テラ銃という銃は落下傘部隊用にコンパクトさを求めて小さく分解できるというコンセプトはわかるんですがどうしてバレルがあるところをぶった切ったんでしょう? 個人的には精度に関わる銃身を切断/連結できるようにするよりストック部分をフォールディングストックか分解式にでもしたほうが良いと思うのですが… また44式騎兵銃の用に短めにするのではダメだったのでしょうか? 確かに長いほうが精度は良くなるそうですが分解できるようにして長さを確保するよりは精度が落ちないのではないか思うのですが ハム |
- >.ストック部分をフォールディングストックか分解式
2式テラ考案の前に、38式騎銃のストックを折りたたみ式にした物を試作しています。
俗称 1式テラ 或いは 38式テラ と言われています。
↓非常に珍しい画像です。
ttp://www.milsurps.com/content.php?r=248-Experimental-Type-1-Paratrooper-Rifle&s=cba846c7d756c88b48b78b1980df43ce
これは、先にドイツMAUSER98 に同様の物があり、日本もそのアイディアをコピーした物ですが、
こういう物は折りたたみ金具(蝶番)をしっかり設計製造しないとガタが来て実用性が低いものになってしまいます。
この試作銃もその理由で諦め、同じくMAUSER98に存在する前後2分割式を改良(フルコピーでは無い)した
2式テラが製作されました。
尚、米国 M1 CARBINE PARATROOPER の様な太いワイヤー式ストックは簡易で良さそうですが、
射撃毎しなって当たらないものになります。
2式テラは薬室部で結合分解しますので、それ故「あまり当たらない」、 「普通」色々と意見が有りますが、
帝国陸軍採用時には99式との差異は無い認識です。〔新品ではそういう事なのでしょう。〕
軌跡の発動機?誉
- また44式騎兵銃の用に短めにするのではダメだったのでしょうか?
こちらにお答えいたします。
昭和16年10月に主力小銃の生産は九九式短小銃に切り替わっております。
九九式7.7mm×58弾薬は、遠いご先祖が英国の303ブリッティッシュです。
SMLEを1m以下に切り詰めたジャングルカービン、モーゼルM98のマウンテンカービン、M1ガーランドのタンカー共に反動強く発砲炎大きくこれら30口径のバトルライフル実包使用で1m以下の全長のものはあまり成功していません。
三八式、四四式両騎兵銃は弾薬が6.5mm×50だから全長1m以下でも実用上問題がなかったわけです。
それ故、誉閣下お書のように三八式騎兵銃のホールディングストック化をはかりストックを折りたためば70cm程度を狙ったのでしょうが特殊鋼の強度に問題が有り断念。
であるならば帝国陸軍としては116cm程度の九九式短小銃を2分割と言う法方が最も具合が良かったということだと思います。
退役老少佐
- 便乗質問してよろしいでしょうか?
>1
>こういう物は折りたたみ金具(蝶番)をしっかり設計製造しないとガタが来て実用性が低いものになってしまいます。
現在では、フォールディングストックを採用したアサルトライフルが多いですが、蝶番の問題は解決したのでしょうか?
それとも、大戦時よりも小口径化(短射程化)したので実用上問題ないと判断されているのでしょうか?
きっど
- >3.現在では、フォールディングストックを採用したアサルトライフルが多い
日本の新旧小銃弾薬で考えてみますと 旧:7.7mm 99式小銃普通実包 と 新:現自A隊 5.56mm 普通弾では、
その反動力は半分です。
よって銃の構造強度が楽になります。 短小弾化(小口径軽量高速弾)するメリットのひとつです。
現在でも、まともなフルロードライフル弾使用の銃でフォールディングストックというのは少ないと思います。
〜?誉
- なるほど
どうしてもっといい方法を取らなかったんだろう?と思っていたんですが実はあれが試行錯誤の結果最も良い方法だったんですね
ていうかこんなフォールディングストックあったんだ…(MP40みたいな奴や針金みたいなやつは知っていたんですが)
ハム