481 いつもお世話になります。FN FALの解説をWIKIで読んでいて、ドイツを始めとする各国がFALからH&K G3へ装備を更新していることを知りました。FALとG3は世代的にも同じで性能も殆ど変わらないと思うのですが、何故G3へと更新したのでしょうか。(G3開発国のドイツなら話は分かりますが。。。)
つかだ

  1. ドイツの場合はG3開発・生産のタイムラグを埋めるための繋ぎで採用していました。デンマークは戦時賠償の一部としてG3を受け取っています。
    G3はローラーロッキング(遅延ブローバックの一種)・プレスレシーバーを採用した当時の最新かつ低コストの小銃で、一方FALはガスピストン+削りだしの在来製法でした。アサルトライフルとしては同世代とみなされていますが実際にはかなり異なるものです。
    また、実際に射撃した方によるとFALは何発か撃つと肩にあざができるくらいでいやになるがG3は快適に射撃を楽しめたそうです。英軍がフルオートをオミットしたL1A1を採用したのに対しG3ではフルオートも可能とされていますね。
    通りすがり

  2. 他所でも同様の疑問を持っている人達がおり、FALのフォーラムで意見交換されています。
    ttp://www.falfiles.com/forums/showthread.php?t=53050

    FALがG3に置換された理由は製造コストを勝因に上げている方たちが多いですね。小生も同様に考えます。

    とある国が、ある銃を大量採用した理由を考える時に銃の性能、信頼性、操作性、コスト等に眼が行きますが
    別の視点で見てみると、FALからG3に置換された国々に共通点が見られます。国産化です。

    トルコ、パキスタン、ポルトガル、ギリシャ これらの国々はFAL時代は自国生産せずにベルギーFN社より購入しています。
    (ギリシャは少量国内生産) そしてG3に置換すると同時にこれらの国々は自国内ライセンス生産に切り替えています。
    つまり自国の基幹小銃は国産化が望ましいと判断・行動に移した時に、せっかく配備運用慣れしているFALを
    わざわざG3に変更していると言えます。
    こういうケースで考えられるのは従来品が耐え難い程の欠陥品か、ライセンス交渉問題(締結費用&諸条件)や製造コストです。
    FALが耐え難い欠陥品とは考えにくいので、ライセンス交渉や製造コストで
    H&K社 G3に軍配が上がったものと考察致します。
     〔同じく置換したオランダやサウジなど小国少量使用国は国内生産する気が元々無いので この話から除きました。〕

    以上 事実に推測を交えました。

    軌跡の発動機?誉


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