525 79式重MATの“送信機”は一体何のためにあるのでしょうか。
重MATの1個班は、班長、副班長、照準手、操作手、弾薬手×2で構成されるようで、、操作手は送信機を扱うと思われるのですが、具体的に何をするのかがわかりません。また、重MATのシステム重量はかなり大きなものですが、人員が6名だけで扱いきれるのでしょうか。
伊吹

  1. 79式対舟艇対戦車誘導弾(ATM-2)、通称「重MAT」は半自動指令照準線一致方式の有線誘導方式ですので、誘導弾が曳いて飛ぶ伝送ワイヤーを通じて送信器から誘導用電気信号(操舵信号)が送信されます。
    発射機(1型及び2型)と誘導装置(照準用光学カメラと誘導弾尾部のフレア追跡用赤外線カメラ等を装備)はセットで組み合わされていることが多いようですが、誘導装置は接続ケーブルを用いて発射機から50m程離して使うことも可能です。

    送信器は箱状のもので地上に置かれて発射機や誘導装置にケーブル接続されますが、上面の操作部に発射機との距離や高低差などを設定するスイッチ等があるようです。

    重MATは2両の専用型73式小型トラックにより運搬されるとのことですから最低6名が必要と言うことなんでしょうね。(1発射機単位では3名でも運用できるのではないかと思いますが)
    MK@2004-


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