550 P-35やP-36やXP-40の機首機銃の先端についている「ブラストチューブ」とは、どのような機能を目的としたものですか。また、意図された効果はどの程度実現できたものなのでしょうか。
よろしければご教示ください。
ズッキーニ少尉

  1. どなたからも回答が無い様なので・・・

    銃口を機外に出さずブラストチューブで覆うのは発射炎でパイロットの目を眩惑させるのを防ぐためだと思います。
    また、ブラストチューブがなく銃口が機内にあると、爆風で内部の機器を破損したり硝煙で汚したりするかもしれません。

    超音速

  2. ブラストチューブで繰繰って見たら送風管の事だと書いてあったのでこの程度の手間も惜しむ質問には答える必要は無いと判断しました
    にも。

  3. 質問がある特定の磁気的範囲の中に納まる三機種を例としているのですから、ここで尋ねられていることが一般論であろうはずはありません。
    ましてやそれを「送風管」として受け取るのはまったく無意味です。

    そしてまた、「P-35やP-36やXP-40」の時期に流行のように用いられていた「機首機銃の先端」の形状はその後はなりを潜めていきます。それゆえ「意図された効果はどの程度実現できたものなのでしょうか」と質問されているのだと思います。

    これらの機種の時期に何かの理屈が提唱されて、それにしたがった形状が採られていたのだとして、それはどんな理屈だったのか、私も興味があります。


  4. 御質問の直接の回答ではありませんが、航空機の3281を御参照願います。
    UK

  5. 手元にあるもので根拠にできるものをうまく発見できなかったので推測になりますが、P-35やP-36やXP-40の機首機銃の先端についている「ブラストチューブ」については、おそらく、機体に開口する銃口が空気抵抗を軽減しようとしたのではないか、という気がします。当時は機体表面に突出したものでもうまく整形すれば抵抗を軽減できると考えられる傾向が大きかったように思うからです。
    その後同じようなものが見られなくなってゆくのは、結局のところ突出は避けた方が良い、ということになったのだろうと思います。


  6. 機銃の排気を吸い出す為の物ではないのですか!>ブラストチューブ
    にも。

  7. ブラストチューブは機銃の銃口に装着する、銃弾よりも直径の大きな(銃弾の加速には寄与しない)、爆風(ブラスト)誘導用の鉄パイプです。(1)で解説されているように、銃口からの爆風によって機体外板などに損傷が及ばないようにすることが主な目的です。XP-40の場合、機首同調12.7mm機銃のブラストチューブがスピナー先端近くまで伸び、その根元が流線型のカバーで覆われていました。(1)で述べられているように爆風を封じ込めるためパイプを伸ばし、伸ばしたパイプによる抵抗増加を(3)で述べられているようにカバーを付けて補おうとしたものと思われます。

    機首同調機銃の場合、下半分さえ覆えば別にパイプ状でなくても構いません。ホ-5 20mm 炸裂弾の早期自爆が問題になったキ61-I丁型では、弾薬自爆からエンジンを守るため機首銃発射口から先のU字型のくぼみ部分を「相当な厚さの鉄板」で覆う必要があったため重量増加・性能低下の一因になったと言われていますが、XP-40のようなパイプ状のブラストチューブ+流線型カバーのような形状にはなっていません。

    P-40の場合はC型までは機首上に突出したブラストチューブ(カバー形状はXP-40より簡素化されている)が残っていますが、D型以降ではプロペラ減速ギヤの形式が変わり機首同調機銃そのものが撤廃されています。

    要するに、同軸型の減速ギヤを備えていた初期型アリソンのP-40では銃口と機首上面ラインが離れており、爆風から機首上面外板を守るためにブラストチューブが必要で、その抵抗増加を抑えるために突出したカバーが必要だった。減速ギヤがスパー型になりプロペラ軸が上がったP-40D以降では機首銃そのものが無くなった。ということだと思います。
    とおり

  8. 送風管という訳から、ルイス軽機関銃の銃身周りの筒の様に銃口からの噴流を使って銃身や機関部の周りの排気を吸い出す気流を作って冷却する物だと思っていました。違うのですか>ブラストチューブ
    にも。


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