569 WWIIで、戦艦の主砲塔の各砲はほんの少し秒時をずらせての「斉射」と認識しております。
巡洋艦・駆逐艦・潜水艦などの3連装・4連装での魚雷斉射ではどうだったのでしょうか。よく扇形に発射とききます。発射管にはあらかじめわずかに角度がつけていてドンと全部撃ったのでしょうか。それとも艦体をずらしながらなるべく短時間に「連射」したのでしょうか。秒時をずらせば同一方向に連射でも扇形にはなるとは思います。またも既出でしたらお許しください。
空マメ

  1. もしかしてご存じないと思うので一応、
    魚雷にはジャイロコンパスが内蔵されていて航走方位を任意に設定できます。つまり発射管を向けた方とは違う方向に魚雷を走らせることができます。これを「斜進角」といいます。まああまり斜進角を大きくすると誤差も大きくなるので90度ぐらいが限度なのですが。
    多連装発射管から同時一斉に発射してしまうと衝突や相互干渉を起こします。そのため、開度は1〜1.5度、発射間隔は1.5〜2秒での発射が日本海軍での標準です。水上艦では艦のいちばんうしろの発射管から順に発射、連管の最後の発射管と、次の連管の最初の発射管は、距離が離れているため同時発射できます。したがって2秒間隔で撃つと3連×3か4連×2なら全門発射に12秒かかり、片舷4連×5の重雷装艦なら30秒かかることになります。
    「艦体をずらしながら」との意味がよくわかりませんが、艦を旋回させながら発射ということでしょうか?潜水艦はこのような発射法をとることがあるようです。
    あとは過去ログを参照してください。
    http://www.warbirds.jp/ansq/21/B2001976.html
    http://www.warbirds.jp/ansq/41/D2001627.html
    http://www.warbirds.jp/ansq/22/B2002416.html
    超音速

  2. ご回答と過去ログ拝見しました。かなり理解できた・・・と思います。ジャイロも知らず斉射という言葉に惑わされていました。有難うございました。
    空マメ


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