618 爆弾について質問です。
五〇番通常爆弾が鋼鈑70oを貫通できないという試験はどのような攻撃法を想定しているのでしょうか。
彗星や流星による急降下爆撃や一式陸攻による水平爆撃ならば九六陸攻や九七艦攻が水平爆撃を行うより撃角や撃速が大きくなり、有利な気がするのですがあまり再評価されたような話を聞きません。
金星ファン

  1. 急降下爆撃です。
    攻撃法の問題ではなく、五〇番通二型などでは弾体強度の問題で装甲を貫徹せず弾体が自壊、自爆してしまう可能性があるとされています。


  2. >彗星や流星による急降下爆撃や一式陸攻による水平爆撃ならば九六陸攻や九七艦攻が水平爆撃を行うより撃角や撃速が大きくなり、有利
    この部分がよくわからないのですが。質問意図を補足して頂きたいと思います。
    水平爆撃は高度3000mから800kg爆弾で15cmの装甲板を貫通可能だが、回避運動を行なう航行艦には全く当たらないというのは常識ですよね?
    超音速

  3. 「一式陸攻による水平爆撃」というのは高高度爆撃のことなのかな?

    五〇番通二型で弾体強度が足らない問題は、後継の二式五〇番通で改善を図られていることを見ればわかると思います。


  4. ≻2
    もう回答を得られたので満足ですが。
    五〇番通常爆弾の開発時期から考えて、この爆弾は二式五〇番通常爆弾と違い陸攻や艦攻が高度2000から20度未満の緩降下爆撃で投下するためのものでしょう。
    当時は、半トンの爆弾といえば双発攻撃機が全開高度付近で機敏に爆撃を行える限界の重さだったはずです。
    現に、昭和14年ごろの文書ですと、喫水線下に対する効果の比較で五〇番通常二型と空雷の弾頭部の炸薬量が同じというような記述があったりします。
    八〇番はハワイ作戦以降に実用化された甚だ新しい爆弾ですから、五〇番こそ水平爆撃を標準とする陸攻の対空母兵装とすべき爆弾だったでしょう。

    もし70oの防御鋼鈑を貫通できず自爆するといっても、それが撃角の小さな低高度からの水平爆撃や緩降下爆撃を想定した状況なら、それは新型機から運用した場合には該当しないのではないか。
    鋼鈑の有効厚さが薄くなり、しかも弾殻が厚い部分でぶち当たれる急角度の爆撃ならば70o以上を貫通できたのではないかと考えて質問したまでです。
    金星ファン


Back