14 燃料タンクへの被弾について質問です。
以前水を満たしたポリタンクに拳銃弾を打ち込んでタンクが破裂している
写真をGUN誌で見たのですが、航空機の燃料タンクが被弾した際、
拳銃弾とは比較にならない衝撃が加わると思います。
この時タンク全体に変形や接合部に破壊が発生することはなかったのでしょうか。
あれこれ本を見てもそういった記述はないのですが気になって仕方ありません。
どなたか教えて下さい。


toto

  1.  本土防空戦において、被弾した四式戦の外翼タンクが脱落した(でもなんとか基地まで帰還)という話を読んだことがありますので、相応の衝撃はあったと思います。
     しかし、インテグラルタンクでない限り、燃料タンクの外には0.5〜1o強の厚さを持つ機体外板があります(被弾して機体外版の一部が剥落した、というのはよく聞く話ですが、つまりこれは外板で機銃弾の威力が一部殺されているということになります)し、日本機でも燃料タンクのアルミ外皮厚は1〜2o、B-17は3oもあるそうですので、タンク自体にもそれなりの強度もあったのではないでしょうか。
     また雷電や紫電改の燃料タンクの外側には防弾ゴム変形防止用の金網が巻き付けてありますし、米軍もタンク外板と防弾ゴムの間にいろいろ機銃弾の威力を殺すための資材を挟んでいたそうです。
    T216

  2. よくわかりました。ありがとうございました。
    toto

  3. 蛇足ながら付け加えますと、totoさんがタンクの破裂をご覧になったのは、それがポリタンクであるからです。
    ドラム缶や車の車体など、厚みはさほど無くとも金属で作られたターゲットへの銃撃シーンなどをみると、ポツポツと射入口が作られてゆくだけの比較的地味な様相を呈しているのがご覧頂けます(射出口も同様)。
    もちろんかなりの衝撃は加わっていますが。
    satoski


Back