215 二次大戦時の戦闘機の視界の件について質問させてください。P-47、P-51、スピットファイア、タイフーン、三式戦、五式戦とおもだった戦闘機は改良されるごとにファーストバックから涙滴風防に変わっていきますが、速度性能を低下させても引き合うほどの後方視界が得られたのでしょうか。頭の後には防弾鋼板がありますし、体をねじってもなかなか後方は見えないように思うのですが。実際に変わっていっているのですから、効果はあったのでしょう。日本機の事情は想像つきますが、欧米ではどうだったのでしょうか。
ヘックス

  1.  首(または上体)を捩じって後ろを振り向く時、背骨を中心に捻るので背骨(捩じる動作の中心)より前に位置している目は座席の中心よりも、捩じった方向へ大きくずれ、必然的に視点(目の位置)もヘッドレストの外側へずれます。したがって、首を捩じって後方を見る際にヘッドレストによって遮られる視界はそれほど広くありません。これは自動車の運転席や助手席で簡単に再現できますから実際に確認してみてください。
     つまり、後方視界をさえぎってしまうのはヘッドレストではなく、それよりも後方にある防弾版や機体そのものであり、防弾版はヘッドレストに比べ極端に大きいわけではありませんから、やはりヘッドレスト同様後方視界を遮る弊害はあまりありません。

     風防の変更による後方視界の改善はかなり効果があります。
    おうる

  2. P-40初期タイプやP-47中期タイプ、P-51Bでもある程度後方視界は考慮されているように思えるのですが。むしろ、フレームのないキャノピーが魅力的だったのではないでしょうか。それとベイルアウトがしやすいように新しいテクノロジーが取り入れられたのではないかと思いつきました。とくに文献はありません
    ヘックス

  3. 実は、肩越しにのぞくにしても、視点をヘッドレストの外側方向にはあまり外せないんです。
    頭がキャノピーに当たって、つかえてしまうからです。
    マルコム・フードとかガーランドハウベとかの意味合いはそんなところにあります。


  4. エルラハウベはそれほど側方向に膨らんでおりませんが。

    wittmann

  5. Me109の話ではなく、Fw190の、です。


  6. 失礼いたしました。
    wittmann


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