234 海軍の艦爆や艦攻の最大速度や上昇性能などの飛行性能は、爆装とか雷装した状態で測定されたのでしょうか?

頭方腐敗

  1. 以前、ここで九七式艦攻の公称最大速度は雷装した状態のものだと教えてもらったことがありました。
    砲身

  2. 五十番を積まず、偵察任務状態での彗星12型だと、どのくらいの速度と上昇性能を出したか、気になります。
    頭方腐敗

  3. 彗星12型の実用上昇限度は、17,000mで、最高速度は高度5,000mで580qとなっています。
    蒼空

  4. >>17,000m
    はさすがに誤記ではないかと?
    Ju86PやTa152H(理論値)より高度が高くなっちゃいます。
    wittmann

  5. 爆装状態で本当に最高速度580Km/hも出せたのでしょうか?
    上昇力の高度5,000mまで7分14秒は爆装状態のように思えるのですが。
    頭方腐敗

  6. 光人社発行「日本の傑作機(小川利彦)」の受け売りです。
    間違っていたらごめんなさい。
    蒼空

  7. Googleで検索しました。高度5.250mで579q。
    別の資料では、4,750mで552qとなっていました。
    蒼空

  8.  彗星一二型の上昇限度は10,700mですね(小川氏の本は縦書きで「一万七〇〇m」と記述されていますので、誤読しやすいです)。
     日本海軍では艦攻、艦爆に限らず「公称最高速度」は「正規全備状態」で計測する、と定められていたようです。
     実際、九七艦攻や九九艦爆の要求性能書の最高速度の部分には「魚雷(艦爆は爆弾)装備状態で」と明記されていた(両機とも海軍の審査を経て採用された以上、要求性能はクリアしているはずです)そうですし、一式陸攻の最高速度は800s爆弾や爆弾倉増槽を装備した状態で計測したと伝えられています。
     世傑No.69に彗星一二型の正規全備の航続距離は爆装状態での数値と記述されていますし、5.にあるように上昇力も爆装状態での計測値とするなら、最高速度だけ非爆装状態での計測値というのは不自然ですし。
    T216

  9. 僕も最初は彗星12型が爆装状態で580kmは速すぎると思っていましたが、当時の日本海軍機の生産機の最大速度はカタログデータのだいたい一割減らしい(複数のパイロットの証言から)ので、そう考えればおおよそ納得のいく数字ではないかと思います。
    ハインマット

  10. それとこれとは別でしょう。

    彗星11型の速度を550km/h前後とすれば、
    「速度は発動機出力の1/3乗に比例する」との大雑把な式を当てはめると
    彗星12型の最高速度は時速600km/h弱となり、辻褄があう数値です。

    その論法で行けば、彗星11型の速度がおかしくなります。

    あと、僕の個人的な意見ですが、2速過給器や水メタを備えて以降の日本の航空機の最高速度は
    さっぱり解らないように思います。
    無頼庵

  11. > 当時の日本海軍機の生産機の最大速度はカタログデータのだいたい一割減
     公称最高速度は、試作機や初期生産機で測定された数値であり、生産機ではやや劣ることが多かったようですが、生産型の零戦二一型の様に、改修によって増速した例もありますので、一概に言えないのではないかと思います(「一割減速が当たり前」ならカタログで533q/hの零戦二一型は500q/h出ないことになりますし)。
    T216


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