274 「撃墜王」P.クロステルマン、朝日ソノラマ、p.42 に、スピットファイヤが発進待機していると、「管制塔から白吊星が射ち上がった」のを合図に発進していく様子が描かれています。同書p.74には(混乱し混雑した基地で)「基地管制塔要員は黄色い小旗を手に息を切らせて走り回り、あらゆる方向に赤い信号弾を射ち上げ、各中隊ごとにまとめて駐機させようとしている」とあります。
現行の(日本の)可視信号を見ますと、赤/緑の不動光と閃光、白の閃光、緑の赤の交互閃光があるようですが、白の閃光は「飛行場の出発点に戻れ」であって、「離陸支障なし」ではありません。黄色は見られません。

1920年代から、必ずしも航空先進国とは言えない国を含めて国際飛行は行われており、なんらかの世界的な統一などがあったのではないかと思っています。こうした可視信号の、大戦時までの各国における変遷についてお教えいただけないでしょうか?

  1. 前掲書別箇所には白の信号弾三発が離陸支障なしを示しているとの記述もあります。
    他方、書名やページ数はすぐには出てこないのですが、「緑のヴェリー信号弾」が着・離陸支障なしの合図であった旨の記述もあったように思います。
    英国当局にもお尋ねしておりますが、他機関を指定されたり、その他機関からはご返答を長らく頂けなかったりで困っております。ご助力いただければ幸いです。



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