292 逆ガル翼の利点を教えてください。
また、角張った翼端と、丸っこい翼端の特徴も教えていただきたいです。
カシオ

  1. 逆ガル翼
    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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    F4Uでは、曲がり角の部分に主脚がついている。プロペラと地面の距離を確保すると同時に主脚を短く、軽くできる逆ガル翼(ぎゃくガルよく)は、胴体から翼端への途中で上向きに曲がっている主翼。逆ガル、逆ガルウィング(inverted gull wing)。

    途中から下向きに曲がったガル翼(原義は「カモメの翼」)とちょうど上下逆であることから、逆ガル翼と言う。

    エンジン出力増加を活かせるよう直径の大きなプロペラを採用するためや爆弾取り付の作業性を向上させるために胴体を地面から離しつつ、脚を短く設計できる等の理由で採用された。

    ドイツのJu87 シュトゥーカ、、日本の航空機では九試単座戦闘機の試作一号機に採用された他、流星艦上攻撃機、アメリカでもF4U コルセア、などに採用されている。

    みたいです。by wiki
    AZAZ

  2. 過去を振り返るといろいろな先達の金言が聞けます。
    私が記憶しているのは円形の胴体から90度の角度からでる主翼ってのが
    キーポイントかと。
    wittmann

  3. 逆ガル翼というのは、胴体の下から「へ」の字型に両翼が伸びて、そこから下向きに主脚が降りてますよね。これは、逆「U」字つまりアーチ型なので、重たいエンジンのついた胴体を支えるには、構造上強度面げ有利なのではないですか。
    古代ローマ建築

  4. 構造的にアーチ効果は期待できません。
    アーチの支点の動き(広がろうとする動き)を拘束しなければアーチ効果は発生しません。
    翼が曲がっていても、曲がっていなくても単なる片持ち梁です。
    埼玉県三郷市の住民

  5. 基本的に、F4Uや流星クラスの逆ガル翼には、ほとんど利点がありません。
    あれは、大直径プロペラ装備のため(F-4U)、胴体下爆弾倉とその下への魚雷吊下のため(流星)、など、結局主脚脚が長くなる状況を、逆ガルにすることで短くするのが目的です。
    空力性能としては、不要な上反角・下反角がつくので、揚力の発生という点で不利です。同じ主翼を真っ直ぐにして、普通の少ない上半角の主翼にすると揚力は増します。極端に斜めになる分、翼平面として発生する揚力が、三角関数的に上向きに対して減るからです。高速機として鳴らしているF-4Uコルセアの主翼が、模型などで見るとやけに大きく感じるのは、このせいです。
    あくまでも、主脚を取り回すための工夫であって、空力的な部分は犠牲になっています。

    もっとも、烈風は主翼の空気抵抗が最も少ない形態として、内翼が水平で外翼が緩やかな上反角の逆ガルを採用しましたし、ジェット戦闘機のF-4ファントムは、各種の空力バランスの必要性から同じような角度講師の主翼になっています。
    極端な角度ではない逆ガルに関しては、空力性能はそれなりに良い部分があるということです。
    モデラン


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