446 (どちらかといえば英米における)張り線や操縦索の変遷、規格等についての良い資料がありましたらお教えください。

  1. 時期的に何時頃のものなのか・・・ ハッキリしないと回答しにくいと思います。あと、軍用機なのか民間機なのか、軍用機でも単発単座戦闘機〜4発重爆までありますから。

    まずWW2期の軍用機、特に米軍機なら、メンテナンスマニュアルが入手可能なものがかなりあるでしょう(機種毎ですが)。
    民間機もいくらか、軍需堂かネコ・パブリッシング、アマゾンUS/UKで見かけた覚えがあります。

    現代のレシプロ機なら、航空図書館に行けば、航空整備士向けの手引きに規格は仔細に載っています。

    WW1期だと公式なものはあまり見ないですが、例えば、「設計からの発想」
    (佐貫亦男著 ブルーバックス)等は参考になります。あとは、やはり機種毎にネット通販や検索でコツコツと集めるしかないでしょう。
    TOSHI!!

  2. ご教示ありがとうございます。「設計からの発想」は手配いたしました。
    関心のある時期は、WW1〜戦間期となります。軍民は問いません。この時期は兼用が多いですし・・・
    個々の機種ごとにどうなっているか、という事情というより、規格側の事情が知りたいのです。たとえば英軍機の色であれば、BS381で規格化され、その上にBS381Cで追加されたり、あるいは航空省規格で特色が作られたり、といったように承知しております。張り線や操縦索においてもこうした規格化があったのではなかろうか、と疑問なのです。



  3.  airplane tension wire standarでググッてみると、Goolebookの中に、Aviation week and space technoloy
    という雑誌の集まりのような本があるようです。全部英語なのですが、絵を見る限り、何かヒントになることが書いてありそうです。

    「む」

  4. 関心のある時期は、WW1〜戦間期と言う事で知りたい情報とは違うかもしれませんが、
    現在の航空機用ケーブルにはFlexible CableとNon Flexible Cableがあり、前者の場合細いWIRE(素線)を7本又は19本束めてSTRAND(束)にして、更にSTRANDを7本束めてCABLEを作っています。後者の場合太いWIRE(素線)を7本又は19本束めてCABLEを作っています。
    Flexible Cable:柔軟性がありFLIGHT CONTROL CABLE(操縦索)に向く。CABLE構成は7X7(7STRAND X 7WIRE)、7X19(7STRAND X 19WIRE)で、7X7は摩耗に強く、7X19はより柔軟性に富みます。主流なのは7X7・7X19ですが規格上3X7・6X19もあるもよう。
    Non Flexible Cable:硬性があり外張線・内張線に使用されます。CABLE構成は1X7、1X19
    断面は↓みたいになっています。
    http://machinedesign.com/BDE/mechanical/bdemech7/bdemech7_4.html

    規格ですが、アメリカ系は現代は民間も米軍のMIL規格を使用しているので軍民変わらないのですが新しい物から古い物の順に以下の様になっていますが、たぶん名前が変わっているだけで内容はほとんど変化無いとおもいます。
    Flexible : MIL-DTL-83420 , MIL-W-83420 , MIL-C-1511 , MIL-C-5424
    Non Flexible : MIL-DTL-87161 , MIL-W-87161 , MIL-W-6940

    英国はBritish StandardのBS規格があるみたいですが、WW2後にBS-6W2, W9, W10, W11等の規格があった事くらいしかわからないですね。↓(PDF注意、10ページ目)
    http://www.dtic.mil/cgi-bin/GetTRDoc?Location=U2&doc=GetTRDoc.pdf&AD=ADA043347
    規格の連番からするとW1とかW2があるのかも(探せなかったです)
    jas1

  5. 「む」さま、jas1さま、ありがとうございます。頂いた手がかりから辿ってみようと思います。



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