686 下のNo.683で老兵さまからのお返事をいただいた際にふと思い出した事を質問させてください。現存する大戦機についてです。

もう30年ほど前(年がバレますね・・・)、叔母と山口の秋吉台へ旅行に行ったのですが、そこにある秋吉台サファリランド(これは現在も営業しているようです)内に遊園地があり、さらにその片隅に博物館のような施設が併設してあったのです。そこには大戦中の様々な兵器や軍装などが展示してあったのですが、詳細はもう覚えていません。ただ一つだけはっきりおぼえているのは、天山が展示してあったことです。幼い私でも天山が現在では希少な機体だと知っていたため、興奮してその機体を見ていたのでこれだけは鮮明におぼえています。説明文には確か愛媛県沖(松山基地所属?)に沈んでいた天山を引き上げ展示したもので、損傷や汚れがひどく、レストアはほとんどされていないような状態でした。しかしキャノピーは割れていたものの全ては失われてはいなかったし、機体の原型はきちんととどめていたように思います。現在日本国内には現存する天山は無いそうですが、それでは私がかつて見た天山はどこへ行ったのでしょうか。維持不可能と判断され廃棄されてしまったのでしょうか。
codfish

  1. T-6を海軍機風に塗装したものだったようです。
    現在は京都に展示されているようです。
    http://ksa.axisz.jp/a6511-Akiyosi.htm
    通りすがり

  2. T−6にこういうタイプがあったのでしょうか。見慣れたT−6とは少し違うようで。操縦席周りはT−6のようなのですが、カウリング周りは丸みをおびていて小さいように感じます。尾翼が水平、垂直共違うようで主翼も交代角がない直線翼に見えます。動翼は日本に供与されたものは金属製と思っていました。初期のタイプにこういうのがあったのでしょうか。
    モデラー

  3. >>通りすがりさま

    お返事ありがとうございます。

    ああ、あのゼロ戦研究所の機体がそうだったのですね。今なら誤表記に気付いたでしょうが、当時は掲示されていた説明を疑いなく受け入れていたという事でしたか。しかしリンク先の説明を読むとこれは航自から寄贈されたもののことですが、何故愛媛沖から引き揚げられた天山と表記されていたのでしょうか。私の記憶では確かそう書いてあったと思うですが・・・ともかく、長年の疑問を解決していただきありがとうございました。
    codfish

  4. >>モデラーさま

    確かに航自に供与されたT-6とは少し違いますね、今の私では何のお役にも立てませんが、この機体についてまだよくわからない部分もあるので、これから調べてみようと思います。地元を離れてしまったので京都は気軽に行ける場所ではありませんが、現物もいつか実見しようと思っております。
    codfish

  5. 連投ばかりしてすみません。

    この機体は映画「トラ・トラ・トラ!」で使用されたテキサン・ゼロの1機という可能性はないのでしょうか?
    codfish

  6. 1960年の東宝映画「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」
    にテキサン改造97艦攻が使われたと言う記述があります。
    上記映画は予告編は動画で見る事が出来ますが、零戦や99艦爆は
    写りますが97艦攻はそれでは残念ながら確認できませんが。
    「トラトラトラ」の公開は1970年で撮影はその前ですが、
    撮影のヒントのいくつかはこの映画にあると言う事なので、
    テキサン改造機というのも影響を受けていて
    その機体の可能性があるのではないでしょうか?
    YBK

  7. >>YBKさま

    お返事ありがとうございます。

    私も当初、九七艦攻の方を疑ったのですが、実際に映画で使用された機体を確認するとどうも違うようで(件の機体は艦攻にしては小さい)、その後テキサンベースの零戦を色々調べてみると、いわゆるテキサン・ゼロは映画に使用された物以外にもエア・ショー用に製作されたものなどもあり、それなりの数の機体が存在するようなので、その中の1機が元になっているのかも知れません。素人の推理ではこれが限界ですが・・・
    codfish

  8. 私は「トラトラトラ」の撮影現場、芦屋基地に居ました。
    T6の外観だけを似せて改造したので大きさの違う97艦攻では
    違和感を感じていました。
    下記をご覧ください。 
    http://senri.warbirds.jp/jasdf/08asiya/0tora.html 
    老兵

  9. >>老兵さま

    お返事ありがとうございます。そうだったのですか。九七艦攻は本編でもあまり登場シーンが無いようで、私はある方が米国で撮影されたT-6・BT-13コンパチの九七艦攻の写真を見たのですが、どうも間延びした印象でした。それにしても長門の実物模型をご覧になれたなんて羨ましい限りです。
    codfish

  10. るり渓のT−6ような改造状態で(尾翼周りだけ改造したとして)機能上もしくは法制上、飛行できた可能性はあるでしょうか。映画撮影用でしたらパイロットのアップの撮影用に九九艦爆風に尾翼周りだけ改造した可能性はありませんか。(角型の水平尾翼というのは解せませんが。)今度トラトラトラのDVDを手に入れて見てみたいと思います。
    モデラー

  11. トラ・トラ・トラの画像を検索してくた゜さい。
    老兵

  12. >>モデラーさま

    お返事ありがとうございます。

    そうですね、このT-6は不明な点がいくつかあるので改造を含めていろいろな可能性はあると思っています。「ノースアメリカンT-6 52-0101」が航自での用途廃止から日本歴史博物館に譲渡(売却?)されるまでの経緯が判明すればいろいろな事がわかると思うのですが。このT-6についてもう少し申し上げますと、今確認出来る画像では件のT-6はいずれも台座に据えられ屋外展示されていますが、私が見た時は屋内展示され台座もありませんでした。1982年時点でも相当に経年劣化が激しかったと記憶しています。

    ここからは蛇足ですが、最初に書いた天山表記の件、どうやら真実が判明しましたので報告させてください。あれは現在、愛媛県今治市上浦町の多々羅しまなみ公園に展示されている天山一二型のプロペラの説明文のようです。
    http://ksa.axisz.jp/a7301.htm
    恐らく当時そのプロペラの横に件のT-6が展示されており、幼い私はプロペラの存在に気付かず、T-6を天山だと思い込んでしまったようです。どうもお騒がせしました。
    codfish


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