693  陸軍の大東亜戦争決戦機疾風は第二次大戦最優秀機と呼ばれたアメリカのp51ムスタングより優れた戦闘機というのは本当でしょうか?
中島誉

  1. 本当です


  2. >1
     どこがでしょうか。
     
    高林水門

  3. >2
    カタログスペックでは低中高度域での上昇力と加速が84>51のようですね。
    釈迦に説法でしょうが最高速、高空性能、高速時の舵の効き、耐弾性などは51>84でしょう。
    とり

  4. >3
     ありがとうございます。
     何が優れているかを聞いているのかも分からない質問に、どうして、そう簡単に「本当です」と言えるのかが不思議で、つい、反応してしてしまって書き込んだのですが、別の方に丁寧にお答えいただいて救われた思いがしました。

    質問者の方に
     私自身、釈迦に説法どころか、航空機のことなど何もしらない門外漢でありますが、どの部分が優れているのか限定してお聞きになられたほうが、回答はつきやすいかとは思います。もっとも、ここは凄い方が多いので、データーを自分で調べて見比べてくださいねで終わるかもしれませんが。
     なお、2で非常に簡潔にきちんとまとめていただいているので、付け加える部分はほとんどないのですが、4式戦闘機疾風(キ84)は、戦後、アメリカが行った計測ではP51より速かったようですが、1945年に福生で行った飛行実験ではP51に完全に置いていかれているようです。御参考までに提示しておきます。
     
    高林水門

  5. カタログではなく実測で加速は4式の方が上なんだが・・・・・
    まあ,いや人がいるのでこいとうはもうしないよ
    おまなかでどうぞ



  6. T-2 REPORT OF FRANK-I (Ki-84) T-2 SEREAL No.302 INTERMI REPORT No.3 より抜粋

    The Frank-I may be compared favorably to the P-51H or the P-47N. Although both of these fighters have slight higher top speed, the Fran-I will climb to alititude a little more quickley. The Frank-I is more maneuvable in turns and will turn inside of either of the AAF fighger; but both the P-51H and P-47N have a higher diving speed. The range of the Frank-I is about the same as that of the P-51H.

    The Frank-I is not so well constructed as comtemporary AAF fighters in that it will not stand up so well under continual usage and requires more maintenance and minor repairs.

    無記名

  7. >3
    P-51が疾風より耐弾性に優れてるって本当ですか?
    僕は、P-51はアメリカの新型戦闘機の中で一番防弾性が低くその低さは一式戦闘機II型を下回ると認識しています(ですから一式戦闘機II型を鹵獲し細部まで検査したアメリカ側は、その防弾性に驚いた)。
    さらに四式戦闘機は、アメリカ戦闘機の多くが装備していたブローニング AN/M2航空機関銃を脚部が出るまで蜂の巣にされても飛びつつけた伝説を持っています。
    shadow

  8. > 7.
     日本海軍の試験なので、参考までに。
     紫電改や雷電に装備された外張式タンク(四式戦も基本的には同じ)は13o焼夷弾1発を命中させても発火しなかったそうですが、P-51を始めとする米軍機が一般に用いているのと同じ内袋式タンク(試作品)は12.7o弾(鹵獲品)をほぼ同一箇所に6発命中させても発火しなかったそうで、明らかに耐弾性に差があるように思われます(まあ海軍は最初から内袋式がいいと思っており、だからこそカネビアンを用いた防漏タンクの開発なんかを行っていた訳ですが)。

     余談ですが、7.の一式戦の防弾装備を見て米側が驚いた(一式戦の防弾装備に一定の評価を与えていたというのは聞いたことがありますが、驚いたというのは個人的には聞いたことがありません)というのは、函館で鹵獲したMiG-25を見たときにも出た「こんな原始的な装備で、あれだけの性能を持たせることが出来るか」といったものだったのでは…。
    T216

  9. >質問者
    (6を参考)
    なので単機空戦、地上掃射などでいい気になっている51などは十分仕留められる”可能性”がありそうです。
    とり

  10. >7 蜂の巣にされても飛びつづけた

    そりゃ、パイロットの気迫がまるで違うのです。日本軍機の勇士は、特攻(神風特別攻撃隊)までやるのです。それは戦局の優劣に関わらず、たとえアメリカが降服寸前まで追い込まれても、同じことが出来るでしょうか。
    一式戦にせよ、四式戦にせよ、常にそういった圧倒的不利な状態で戦い続け、被弾に免疫が出来ていたことと、簡単には諦めない強靭な精神が四式戦優位の根拠です。
    メークフリー

  11. >8
    いいえ、確かに一式戦です。
    むしろMiG-25に対するアメリカの評価は、初めて知りました。

    >10
    パイロットの気迫でしたか。
    僕は、てっきりロバート・S・ジョンソンのような「P-47頑丈伝説」が四式戦闘機にもあったんだなと認識してしまいました。
    shadow

  12. P-51は冷却系が被弾に弱いのでは。
    通りすがり

  13. この質問は、肝心な「優れている」の意味が不明確と思われます。多少、質問への直接の解答からは外れますが、
    @戦争の勝負けは、大雑把に言って質×量の大小で決まります。従って、技術的に劣った国は、質が多少劣っても量で補おうとします。この結果、生産性は、優れた戦闘機の重要な要素となります(ソ連等)。
    A現在の様に、配備する戦闘機の数が少なければ、整備性や稼働率が重要となります。
    B爆撃機の直援、爆撃機の迎撃、対戦闘機戦等、どのような用途に用いるやどのような目的で計画され、設計されたかでも評価が分かれます。
     次に、質問者が一対一の空中戦の優劣を考えていらっしゃるのであれば、疾風とP51に限定されず、一般的には(用いる燃料のオクタン価、パイロットの練度等の他の要素が同じであれば)発動機出力が大きい方が有利となります。1000馬力のゼロ戦は2000馬力のヘルキャットに勝てず、これと同等以上に戦ったのは2000馬力の紫電改でした(佐貫氏)。
    なお、同等以上であったのは、腕の良いパイロットが、例えば1000馬力のゼロ戦で2000馬力のヘルキャットを相手にして戦っても撃墜されなかったパイロットが、紫電改を操縦したからだと思います。
    また、P51も発動機を換えてから優れた性能を発揮したと聞いています。
    現在では、ステルス、兵装、耐Gスーツ等他の要素も絡みますが、やはりジェットエンジンの出力{(出力、水力)/(抵抗、機体重量)}は無視できません。あの当時なら、なおさらです。
    UK

  14.  余談になりますが、タイ王国空軍の97式戦はP51を撃墜してます。
    トクさん


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