718 対潜哨戒機について質問します。
もし日本が1935年に「対潜哨戒任務を主とする単発単葉複座水上偵察機」を開発しようとした場合必要になると思われる要素は、
・下方への広い視野
・低速で長時間の飛行能力
・編隊行動に必須な高性能な航空無線の装備
だと思いますがこの中でこれは不必要な要素はありますか?
またこれ以外に必要な要素は、ありますか?
shadow

  1.  電探も磁探も(あと対潜爆弾も)積まないんですか?
     探知装置を積まないのであれば、複座じゃなくて三座以上になると思うのですが。
    T216

  2. 下は特に見えなくてよい。
    ある程度の高速が必要。
    編隊飛行は不要。

    なぜなら哨戒機は真下を見て飛ばないからです。
    また低速であると目標に急行できないという問題が生じます。
    昭和10年に開発する低速の機体であれば単葉にする必要がありません。
    磁探を使用しないのであれば編隊飛行も不要です。

    こうした任務であれば史実のように複葉の九五水偵で十分用が足りてしまいます。


    BUN

  3. 架空の事項に関する質問を数多くなさっていらっしゃいますが、その様な質問では、その趣旨、意図をも記された方が良いでしょう。また、質問の語句も正確にした方が良いでしょう。例えば、何故1935年を想定するのか、対潜哨戒機の目的は艦船の護衛か商船の護衛か、陸上機か空母機か等です。これらがあやふやであると、全体が無意味となります。
    例えば、小生の知識に間違いが無ければ、1935年頃の米潜水艦の主目標は艦船です。また、日本海軍も商船の護衛は軽視していました。艦船を主とするのであれば、潜水艦による攻撃は(商船攻撃以上に)夜間が主です。日中ではありません。(照明があれば別ですが)視認は問題外です。低速なら撃墜されます。問にある貴方が挙げられた3つの必要項目は、極論すれば無意味です。
    質問をなさる前に、例えば世界の艦船の福井氏や堀氏の潜水艦やその運用方法に対する解説等を読むべきです。
    貴方に限らず、わけが解らん質問をなさる方が増えたのは困ったことだと思っています。
    UK

  4. >2
    下方への視界は、不良でいいのと編隊行動ができなくていいというのはちょっと意外でした。
    shadow

  5. 哨戒機は真下ではなくて斜めに見下ろしてより広い範囲を見張ります。
    潜航中の潜水艦は上空からは海面を透して見える場合が多く、さらに多くの場合、行動中の潜水艦は浮上しているからです。
    低速で編隊を組みなめる様に飛ぶのは磁探装備機の戦術で特定の海域を重点的に防御する場合のやり方です。
    昭和10年頃には磁探がありませんからこのような飛び方は求められません。


    また飛行機による対潜哨戒は主に日中の任務になります。
    当時の潜水艦は日中でも浮上しながらでも好んで攻撃を行いますから飛行機による哨戒は各国ともに行われていますし、戦術的にも有効でした。
    潜水艦が対空機銃を装備しているのもこうした攻撃を受け得る戦いが想定されているからです。
    日中に目標の進路上に占位しようと浮上航行中の潜水艦や、潜望鏡深度で待ち構える潜水艦を見つけて攻撃したり友軍艦船を回避させたりする仕事は重要で、質問にあるような二座水偵はこのような近距離哨戒任務に相応しい機種でしょう。この機種は十中八九艦載機ですから用途も想像しやすいですね。

    けして訳のわからない質問ではありませんから、どうぞ色々考えて楽しんでください。

    BUN

  6. 先ず最初に言っておきますが、BUN氏に他意はありません。本質問者のみならず、他の方の質問の際の御参考となるかも知れないので、小生がわけが解らんと思ったことを幾つか記させて戴きます。
    @質問文の第1行目には対潜哨戒機とあり、2行目には水上偵察機とあり、どのような事項、事態を想定した航空機なのか、対潜哨戒を主とする水偵の概念そのものが、不明確です。偵察をどの程度まで重要視するかで、要求される性能が相違します。水偵では、水平線上に浮かぶ敵艦を発見するのが主であるため、下方への視界はそれほど要求されませんが、敵機との遭遇もありえるためある程度の速度は必要です。
    A質問者が挙げられている必須項目は、特に1と2は、後の時代の対潜哨戒専用機であり、不満足ではあるが各種のセンサーを装備している東海で重要視された事項です。従って、小生には、質問にある1935年を質問者がどのように考えているのかが不明確です。
    BAにも関係しますが、対潜哨戒そのものの意味も不明確です。シーレーンを安全に保持すること(いわば、面や帯の警戒。但し、1935年当時の旧海軍では実際上重視していませんでした)か、作戦行動中の戦艦や空母等をねらっている敵潜水艦を排除すること(いわば点の警戒)なのか。後者であれば、長時間の飛行能力はそれほど必要が無いかも知れませんが、下方への視界は良好であることに越したことはありません。4で質問者が「下方への視界は、不良でいい」と記されていますが、これは誤解と思われます。この一方で、下手に電波を発すると、敵に位置を逆探知されます。
    C単発単葉復座と対潜哨戒に必要な要素との関連も不明確です(空母でない水上艦艇による運用を考えていらっしゃるのでしょうか)。また、単発単葉復座と1935年の関連も不明確です。高性能な無線も、実質不可能と思われます。
    D(後の時代、例えばマリアナ等のように暗号を解読されて待伏せされたり、ソロモンの様に散開線にうまく獲物が来れば別ですが)1935年頃の各国の海軍が考えていた潜水艦による艦船攻撃は、夜間が主です。Bにも関係しますが、点状の対潜防御であれば、照明等も必要と思われます。

    結局、質問者の質問の起因、どのようなことを考えて(あるいは想像して)かかる質問をしたのかが不明確なため、あるいは後の時代の対潜哨戒機との混乱や誤解があると思われるため、例えば下方への視野、速度をとっても的確な回答(本当の質問内容に対する正しい回答)が出来なくなります。

    UK

  7. 一般水偵以外に「対潜哨戒任務を主とする」水偵を積むフネが、どういう任務を持ったどういうフネなのかがポイントですね。いや、もっぱら基地にいるというならそれも含めて。普通の水偵がいればそれにやらせちゃうと思うんです。

    それと水偵は収容に手間がかかり、船団や艦隊に付随して毎日対潜哨戒を行うには不向きです。水偵のことは忘れて、MACシップみたいなものがどれくらい簡便になるか考えたほうが質問者の意図にかなうかもしれません。ただし1930年代後半となると建造ラッシュで、現実的な配備可能性を考えるにはドックの空きがボトルネックになるかもしれません。
    マイソフ

  8. >UKさん
    質問が不明瞭だとお思いおなら、回答はなるべく控えてください。
    ここは別にあなたに回答をお願いしている場ではないのです。

    確かに質問が多少乱発気味でもありますが、内容自体はそんなに目くじら立てる程のことではないとは思います。

    但し、質問者の場合、議論ボードで別名で投稿なさることは、ここのサイトの文化上、あまりいい気持ちはしませんね。
    雇われ管理人@力の2号

  9. 「水偵では、水平線上に浮かぶ敵艦を発見するのが主である」
    これは間違いです。飛行機は海面上にある訳ではないからです。真下は見えなくても良い、ということに過ぎません。

    「対潜哨戒そのものの意味も不明確」
    二座水偵の対潜哨戒任務は別に不明確でも何でもない一般的な任務です。


    「下手に電波を発すると、敵に位置を逆探知されます。」
    哨戒機は逆探知されることにも意義があります。逆短に感度がある中での潜水艦の行動が限定されるからです。

    「空母でない水上艦艇による運用を考えていらっしゃるのでしょうか」
    日本海軍の二座水偵の対潜哨戒はそのような艦艇から行います。二座水偵が対潜哨戒を行う事は別に不思議なことではありません。

    「1935年頃の各国の海軍が考えていた潜水艦による艦船攻撃は、夜間が主」
    そんなことはありません。電探の無い時代は夜間の目標捕捉からして困難です。

    BUN

  10. 私は昭和19年に903航空隊(対潜水艦部隊)に勤務していました
    当時から電波探信儀や磁気探信儀を装備していました
    老兵


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