752 連投質問失礼します。P51ムスタング戦闘機において、スピットファイア戦闘機のようにグリフォンエンジンを搭載することは検討されなかったのでしょうか?それともP51は機体、エンジンその他高度なバランスの上でその高性能が発揮されており、グリフォンエンジンの搭載はそのバランスを崩し、かえって性能低下を招いたりしたのでしょうか?
備後ピート

  1. 侵攻作戦の局面にある時期に、航続力を低下させた防空用戦闘機を作る意味が米軍にあったとは思えないのですが、いかがでしょうか。


  2. 英国側で検討されています。
    BUN

  3. 片様、BUN様、早々の回答ありがとうございます。グリフォンがマリーンより燃料喰いなのは承知していましたが、得られるであろう性能と比較するとコストパフォーマンスはどうだったのでしょうか?

    また、侵攻作戦の局面であればこそ前線の前進に従って拠点飛行場を前進させることができ、多少の航続距離の低下は相殺されるのではないでしょうか?「多少」で済まないほどのレベルだったのでしょうか?

    私には米軍にはマリーンにおけるパッカード社のようなエンジンメーカーが無く、ライセンス生産を検討しているうちに終戦が来てしまったのではないかと思えるのですが。そうすると自前で調達できる英国側で一度は検討されたというのも矛盾が無いように思えるのですが。〜でしょうか、ですがの連続の推測の多い説とのお叱りは覚悟の上で。
    備後ピート

  4. 直接の回答ではありませんが、
    P-51はエンジン強化より機体重量を軽減することで性能向上を図ってますね。P-51HはDより270kg軽くなり最大速度は784キロ/7600mに向上しています。かろうじて終戦前に量産化されました。
    グリフォン搭載で得られる性能向上はどれくらいかわかりませんが、新エンジン量産のため生産設備を立ち上げることを考えるとコストパフォーマンスは明らかですよね。
    超音速

  5. 現実のグリフォン搭載案は胴体の新設計を伴う英国版キングコブラのような機体です。
    特に長距離掩護戦闘機を作り上げるといった方針はありません。ジェット戦闘機の配備見通しが立ったために計画が放棄されています。
    BUN

  6. >3
    コストパフォーマンスの問題、ライセンス生産の可能性の問題ではなく、用途を考えるべきなのだと思います。
    英空軍には自国国土を防空するための必要性があり、米軍にはそれがなかったわけなのですから。


  7. マーリンの米国内生産は英側からの要求で始まったもので既にアリソンV-1710を持つ米側には反発こそあれ積極的な賛成はありません。
    またグリフォンも元を辿れば英海軍複座戦の性能向上用発動機ですからどちらかと言えば目立たない存在です。そしてマスタングに採用された2速過給器装備のマーリン60は発達史的にはグリフォンの後にある発動機でもあります。
    マーリン60の方がグリフォンより新しい、ということです。
    BUN


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