775 毎度のプラモネタで失礼します。昨日Fw190G3“ヤーボライ”(ドラゴン/トライマスター)と零戦62型“爆戦”(ハセガワ)のキットを買ってきました。
両者とも長距離戦闘爆撃機ですが、ヤーボライが戦局の悪化により活躍の場を失っていって尻すぼみになるのに比べ、爆戦は戦争末期の62型、63型、64型など開発が続けられています。両者の戦術的要求に何の違いがあったのでしょうか?識者の皆様のご意見をお伺いするしだいです。
備後ピート

  1. 零戦を戦闘爆撃機として改造使用し始めたのは、彗星が使いにくい状況でしかし九九艦爆よりも有効な攻撃手段を得ようとしたからですが、その後の「戦術的要求」の中では爆装零戦は特攻機として求められるようになります。


  2. ですから、「零戦62型“爆戦”」のプラモも特攻機だと思って作って下さいね。
    沖縄戦以降の時期に出て来る零戦六〇型の爆装の目的はもうそれしかないんですから。


  3. 塗装指示図によると第210航空隊もしくは第302航空隊の所属機ということですからいずれにしても「もうそれしかない特攻機」は間違いないようです。
    無理やり芙蓉部隊の対地攻撃機にしようかとも思いましたが、尾翼の部隊表示記号が分からない…。
    一つの歴史と考えて、塗装指示書通りに作ろうと思います。
    備後ピート

  4. 単に零戦六〇型(六二、六三、六四型の総称)というだけでは「爆戦」とはイコールじゃないですよ。
    昭和20年5月以降の零戦はすべてこれになっているのですから、「六〇型」と「爆戦」は区別して考えられた方が良いです。
    三〇二空は防空部隊ですから、爆戦としての任務を帯びません。



  5. おかしいな…確かに塗装指示書には25番搭載で302海軍航空隊所属機とあるのですが…(ただしこの機体は52型丙の可能性ありとの記載がありますが)。
    このキットのバリエーションとして増槽ではなく空対空爆弾2〜4発を懸吊するものがあるのですが、302航空隊ならこれがあり得ると思います。塗装指示書に誤って25番が描きこまれたのではと思います(普通25番と空対空爆弾を同時に搭載するとは思えないので)。

    備後ピート


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