829  旧日本海軍機による雷撃の照準要領について質問します。
 急降下爆撃を実施する99艦爆、彗星、流星改は操縦席周りの図解を見ると操縦士席の前方に射爆照準器があり、これにより急降下爆撃の照準を行っていたことが判ります。
 しかし雷撃を実施する97艦攻、天山の同様な図解を見ても雷撃用の照準器は描かれておりません。ということは雷撃時の照準は照準器を利用せず目測で行っていたのでしょうか。

二一斎

  1. 雷撃には専用の雷撃照準器を使用しますが、戦闘飛行時以外にも常に取り付けられる装備ではないため、絵を描き起こす際に省略されてしまうのでしょう。
    BUN

  2. 回答してから確かめましたが、「描かれていない」というのはどうかな、と。
    代表的な出版物の一つでもある光人社「図解軍用機シリーズ 九七艦攻/天山」掲載のイラストにはちゃんと描かれていますね。
    BUN

  3. 九七艦攻の九七式雷撃照準器です。
    http://www.warbirdphotographs.com/NavyB&W/b5n_cockpit.jpg


  4.  BUN様、片様、ご回答有難う御座います。特に写真は有益で、この形のものが操縦士席前方に設置されることが分かりました。(私の手元にある本の図解には載っておりませんでした。(^^;))
     ところで、追加質問で恐縮ですが、九六陸攻、一式陸攻、銀河のような双発機でも、この種の雷撃照準器が操縦士席前方に設置されたのでしょうか。

    二一斎

  5. そのとおりです。
    http://www.gunsight.jp/b/1/sight-n.htm


  6.  片様、早速のご回答有難う御座います。操縦士席前方に雷撃照準器を設置するのは単発も双発も変わらないのですね。
    二一斎


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