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現代の「偵察機」といえば、高性能な無線・電子機器や偵察用カメラ機材なんかを装備した機体としてイメージしますが、 WW2で偵察機に分類されている場合はどの辺を持って特徴といえるんでしょう? どれもが彩雲みたいなスピード自慢でも無し、天山や九七艦攻をそのまま偵察に飛ばすのとは違う、ここが偵察機ならではっていうポイントはあったんですか? きゅうご |
- 偵察員が乗っている飛行機が「偵察機」です。
何かの特殊装備や飛行性能を偵察任務用に特化させた飛行機が現れる以前、軍用機の本流は偵察も爆撃も戦闘もこなせる汎用の多座機でした。
そこから敵機と空中戦をするために操縦者一人しか乗らず他の任務には役に立たない半人前の偵察機が生まれて単座戦闘機として独立した機種になり、より重量のある爆弾を搭載できるように設計した重偵察機が生まれて爆撃機として独立します。
戦前に多く見られる特徴の少ない「偵察機」は軍用機の進化の中で最も古い系統に属する汎用機の流れの中にあります。
だからこれといった特徴が目立たないのです。
BUN
- なるほど…軍用機自体もWW1の偵察機が始まりですしね…
興味深い回答をありがとうございます。
きゅうご