864 1.もし雷電が初めあるいは早期に延長軸をやめて、かつ操縦性がもう少し良かったら、火星の問題があるにせよ1943年の夏か秋くらいには海軍の予定にあるように大量生産されたのでしょうか?
2.また、史実において中島の零戦の生産を大幅に減らすか止めて陸軍とほぼ同時に生産できなかったのでしょうか?誉の生産数も栄を減らせばある程度ましになりそうですし、紫電改よりも早く、大量に配備できそうではないでしょうか?
よろしくお願いします。
ぶらん

  1. 申し訳ありません。2.は「陸軍とほぼ同時に四式戦を海軍が生産…」、です。すみません。
    ぶらん

  2. 十四試局戦は第一次性能計算書の時点ですでに速度不足となることが明らかになっていて、機銃銃口の整形など小さなものでも良いので少しでもプラスになる要素を積み重ねようとされていまう。その状況下で、速度獲得の決めてのひとつだった胴体形状を改めるとなると、かなる大いなる挽回策が必要になってきます。多量生産は遠のく一方なのではないでしょうか。
    速度で妥協し操縦性を望むなら零戦をそのまま続ければ良いわけで、実際そのとおりになっています。

    その零戦生産の主軸が中島小泉のラインなのですが、これを止めるて別機種に転換するとなると、全体としての戦闘機供給数がガタ落ちしてしまうことになりかねません。


  3. >片さま
    回答ありがとうございます。雷電は速度が計画通り出ていないのが最大の問題だったのですね…。脳内で火星版の紫電改くらいを勝手に妄想しておりましたが、無理ですね。
    2についてですが生産機種の転換による供給数減は、海軍の零戦→雷電や零戦→紫電改への生産転換を計画してるので出来そう気もしてしまうのですが、どうなのでしょうか?
    重ねての初心者の質問ですみません。
    ぶらん

  4. 零戦から雷電への転換に手間取って三菱の生産数が低迷しているところで、主軸になっていたのが中島小泉なのですから、それまで崩すと全体がガタガタになってしまうように思います。
    本気でキ八十四の転換生産を行うなら、新工場を用意するくらいの勢いで臨まないと難しいのではないかと思います。三菱の紫電改生産は、中京方面での零戦生産を止めるのではなく、岡山県の水島製作所に新ラインを立ち上げる形で行われています。


  5. >片さまありがとうございます。
    既に三菱はガタガタだったのですね…。紫電改がそういう形で生産される予定とは知りませんでした。となると海軍が本当に四式戦を大量に配備するならそれこそ機銃なんかも違う訳ですから試作段階から関わらないといけないくらいなんでしょうか?
    ぶらん

  6. 本来三菱と中島の零戦生産は足並みを揃えるべきもののはずでしたが、性能向上型A6M3に不安が感じられると中島の生産ラインをこの型に転換するのは中止され中島だけ既存のA6M2生産を続行されます。A6M3の決定版であるA6M5が登場するまでそれは続けられます。
    三菱大江の零戦生産はまた、いずれ後継機というべきJ2の生産に切り替えることが予告されており、このため抑制気味に推移しています。その間も中島小泉での零戦生産は安定して続けられており、結果として日本海軍の主力戦闘機である零戦のおおよそ3分の2がここで作られることになり、中島小泉製作所製の零戦が戦線を維持していたといっても過言ではないわけです。中島の零戦生産を他機種用に転換させるのにはものすごく慎重でなければならなかった、ということでもあります。

    それでは、こうした既存工場に頼らず新工場を増設してさらなる多量生産を行う場合ですが、三菱水島製作所、中島半田製作所、川西姫路製作所などがこれに類するものであるわけですが、これらは実は対米開戦より前の時期に当たる昭和16年2月の製造施設拡充示達に基づいて建設されています。それが昭和19年頃になってようやく実効そ示せるようになってきているわけです。キ八十四の立案の初動はもう少し後の昭和16年末のことですから、仮にその時期から海軍が噛んでいたとしても大わらわで生産工場の確保に乗り出していなくてはならなかったのではないかと思います。


  7. ゴミレスですみません。「ラバ空」でその物ズバリの機体が出てましたね。尚且つ、水滴風防に変更されてたような・・・。確か、烈風の設計か堀越技師(変名だったかも)の病気の為に昭和飛行機(だったかな?)中途の設計を引き継いで大成功したと・・・。以上、記憶モードの投稿で失礼しました。
    出たきりのモデラー

  8. 遅くなってすみません
    >片さまありがとうございます。
    結局雷電がモノにきちんと主力になれなかったのが諸悪の根源のような気がしてしまいます。工場の新設も新型機の設計のように何年もかかる物なのですね。新型機が出来たら即大量生産とはいけないのですね…

    >出たきりのモデラーさまありがとうございます
    それは知りませんでした。機会があれば読んでみます。ただあれって完結してなかった気がするのですが…?
    ぶらん

  9. 度々のゴミ投稿失礼します。「外伝」の短編集の1作だったと・・・。
    確か、あの世界では烈風が四式戦として陸軍にも採用されてるんですよね。
    出たきりのモデラー

  10. >>8
    文庫本で「翼に日の丸」として外伝を取り込んだ形で再編集、一応完結してます>ラバウル烈風空戦録
    ただ、上中下と3巻に無理矢理詰め込んだので新書版からかなり削られてしまっていますが……。
    薩摩

  11. 遅くなってすみません。
    >出たきりのモデラーさま、薩摩さま、ありがとうございます。
    ちょっとアマゾンで探してみます
    ぶらん


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