884 今Bf109G6のプラモを作っていてふと疑問が生じました。Bf109G6のエンジン排気管には左側だけ覆いをかぶせたようなカバーがあって、左右非対称になっています。
私は左側排気管の直後にある過給機空気取入口に、直接高温のエンジン排気が入らないように工夫してある物と勝手に納得していたのですが、同系統のエンジンを搭載したマッキC202戦闘機や飛燕戦闘機には、ほぼ同じレイアウトなのにカバーの無い左右対称の排気管となっています。
さらにMe410双発戦闘機では過給機空気取入口のあるなしにかかわらずエンジン排気管にすべてカバーが設けられています。同系統のエンジンなのに、このようにエンジン排気管の形状がランダムなのは、何か理由があってのことでしょうか?単なる設計者の好みによるものでしょうか?識者の皆様のご意見をうかがう次第です。

備後ピート

  1. 詳しくは知らないのですが、F-2の途中からつくので、trop仕様でフィルター使用時に排気ガスを吸い込ませないためのものなんじゃないでしょうか。


  2. ↑はMe109のことです。もっと後期までつくからtropは関係なさそうですね。

    Me109はF型から気化器の吸入口のダクトを大きく突出させて、胴体表面からかなり離した位置に開口させるようになっているのですが、層流を避けようとして排気ガスを吸い込みやすくなってしまっていたのかもしれません。


  3.  DBの排気管は推力排気管で、凄く高速で後方に向かって噴射してますので、吸気口と干渉する可能性はまず無いですし、問題なら吸気口をいじっても良いはずで、Me410も109も吸気口のない側まで覆ってますし吸気関連ではないような気がします。
    http://www.taphilo.com/photo/pictures/bf109/Bf-109E-3-nose-01.JPG
     これはGよりだいぶ前のE型の、右舷側ですが、排気管周りは上下方向にはリブ的に衝立てして排気を後方へ送れるように工夫する意図が見受けられます
    http://www.taphilo.com/jg26/bf109-db605-engine-right-44260002.JPG
     こっちはG型右舷カバー開放状態、吸気口の無い側も排気管の上に衝立してるんですね。
    http://www.taphilo.com/photo/pictures/bf109/bf-109-G14-replica.jpg
     G14のレプリカだそうですが、排気を衝立で後方に回したいんじゃないかなという意図が予想されます。

     以上から、排気推力を少しでも高めたいとか、操縦席あたりに排ガスが来るのを避けたい等の意図のほうが大きいように感じます。また双発のMe410の事例を考えると推力狙いかなあと。

    SUDO


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