1074 沖縄戦の小説を読んでいて「コルセアは主に近接航空支援に使われた」との記述をみました。

そこで質問なのですが当時の海兵隊において誤爆を防ぐための工夫(FAC等)は行われていたのでしょうか
オーキド

  1. http://handle.dtic.mil/100.2/ADA369287 が参考になるのではないかと思います。
    ALP(Air Liaison Party)がVHF対空無線機搭載ジープを運用している様子などが見て取れます。


  2. 素晴らしい資料、ありがとうございます!
    オーキド

  3. 片さまの後で、誠に恐縮ですが、少し付け加えさせていただきます。
     
    1)「DEFENSE TECHNICAL INFORMATION CENTER」:
    http://www.dtic.mil/dtic/
     
    の検索サイトでは、片さまがご教授いただいた論文も含めて、アメリカ中の軍事に関する論文が手に入ります。やみくもに「海兵隊・近接航空支援・沖縄」などと英文でググってみても、うまくヒットするとはかぎりませんが、こちらの検索サイトでしたら、自分の知りたい資料が、とても効率的にみつかります。また、その論文の題名や著書がわかれば、あらためてグーグルやアマゾンで検索すると、著作になって販売されていることも(最近はキンドル版のみなど)少なくないみたいです。とりあえずググる前に、まずこの「DEFENSE TECHNICAL INFORMATION CENTER」を試されるのをお勧めいたします。
     
    2)片さまにご教授いただいた「MARINE CLOSE AIR SUPPORT IN WORLD WAR II」は、かなり膨大な軍事歴史的資料ですが、米海兵隊航空部隊が近接支援にどのくらい苦労してきたかの沖縄などでの実例なら、上記のサイトで一番最初にヒットする「Marine Corps Close Air Support Development from Guadalcanal to Okinawa」の方が、半分の枚数で、失敗例なども含めてCASのの発展の様子が、特にテクニカルな面で詳しく書かれているように思います。
     
    3)ご存知の如く、米海兵隊航空部隊による近接航空支援の戦術が確立したのは、朝鮮戦争中期以降ですので、米海兵隊のCISの全体像と、沖縄戦での近接航空支援を比べて理解したいのでしたら、上記サイトで8番目にヒットする論文「Marine Close Air Support In Korea 1950-1953」が、現在にもつながる米海兵隊の航空近接支援の太平洋戦争からの経緯が、軍事歴史的にも、軍事テクノロジー的にも、詳しく書いてあります。もちろん、この論文の沖縄戦の部分だけを読んでも、相当な知識が得られると思います。この論文は、キンドル版で発売されていますので、日本のアマゾンで355円で買えます。損な買い物ではないと存じます。
     
    ご参考になれば幸いです。最近、米国のAmazon.comと日本のアマゾンのキンドル販売が合併しましたので、少しトラぶっているようです。怪しげなキンドルを米国のアマゾンから購入していた輩が、日本のアマゾンでは発売中止になり、その対策でトラブルが起こっていると聞いています。
    佐久間多聞

  4. 蛇足で申し訳ありません。

    >1:で、片さまからご教授いただいた「MARINE CLOSE AIR SUPPORT IN WORLD WAR II」は、著書になっていて、日本のアマゾンで発売されています。キンドル版で236円です。

    また、私がお勧めした「Marine Corps Close Air Support Development from Guadalcanal to Okinawa」は、やはり著作になっており、米国のamazon comで、$124.75で、ペーパーバックが売っています。キンドル版は無いみたいです。すぐに読もうとすると送料がかさみ、以前の円高と比べて、高いな〜と思ってしまいます。でも、プリント・アウトよりも、絶対に本でなけりゃ派には、お勧めです。

    佐久間多聞

  5. 佐久間多聞様、回答ありがとうございます。
    これ程のサイトが存在したとは...!
    早速活用させていただきます。
    オーキド

  6. オーキド様、過分なレスを頂き、有り難うございました。

    ひと昔前までは、Googleの検索の上手・下手が競われているような所が有りましたが、今は色々な専門分野だけに限られた、公的や準公的や営利の検索サイトが、有料・無料で沢山出来ていますね。玉石混合ですが、自分の仕事で使うものや、趣味で使う検索サイトには、直ぐにお詳しくなられるでしょう。もっといいサイトがあれば、私を含めて、皆にも教えて下さい。残念ながら「ミリタリー・サイエンス」に関しましては、日本語では、公的・私的に限らず、ほとんど無いみたいです。

    本題です。上記3を、二カ所訂正させてください。
    1)「戦術が」が確立したのは→「ドクトリン」が確立したのは
    2)「CIS」→「CAS」です。

    また、「&#160」は、ノーブレークスペースですが、このコンテンツでは、キャリッジ・リターン毎に出てくるみたいです。管理人様、宜しくお願い申し上げます。
    佐久間多聞


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