1091 アメリカ軍の爆撃機や雷撃機のドーントレス、ヘルダイバー、アベンジャーなどは2人乗りや3人乗りですがそれに対してA-1 スカイレイダーは単座になっています。
アベンジャーなどは操縦士以外の乗員が無線、航法、水平爆撃の照準、後部機銃の操作等を行いますがスカイレイダーは一人乗りなので操縦士が航法、無線も使わないといけないし水平爆撃もできないし
後部銃座が無いと敵迎撃機と遭遇した場合が不利なのではないかと思います。
攻撃機の単座化はデメリットが大きいように感じます。

どういう考えでアメリカ軍で攻撃機の単座化が発案されたんですか?

パルテノ

  1. https://ja.wikipedia.org/wiki/A-1_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)
    ↑こちらはご覧になっていますか。単座となった経緯なども書かれています。
    A-1 スカイレイダー は、種類・派生型も多く、複座、三座、四座などのタイプもありますね。
    MK@2004-

  2. wikiには
    >1943年、アメリカ海軍は空母上で運用する対艦攻撃用途機に複座の偵察爆撃機と三座の雷爆撃機を装備していたが、単座の攻撃用途機に一本化する方針を軍用機メーカーに打診した。この頃、艦船の防御力の増強に伴い、従来の急降下爆撃機の搭載量では威力不足となりつつあり、一方で、雷撃機にはより機敏な運動性が求められるようになっていた。結果、両者に要求される性能は接近し、複数の任務をこなす新型機登場の機が熟していたのである。

    とあり爆弾搭載量と速度を高めるために単座で開発されたようですけど
    日本軍相手に爆弾3トンの攻撃機など過剰すぎると思うんです。
    無理に搭載量を高めたり速度を上げるのを求めずに複座や3座で搭載量も1トンくらいでよかったのではと疑問なんです。
    アメリカ軍なら機体数を山のように投入できるわけだし単座化してまで搭載量を高める必要があったのかと

    それと追加の質問で申し訳ないですが
    スカイレイダーは初の単座攻撃機ですけど配備された現場のパイロットからの評価はどうだったんでしょうか
    2座、3座の機体になれた乗員が単座に機体に乗るのは負担ではないかと思います。
    パルテノ

  3. >一人乗りなので操縦士が航法、無線も使わないといけないし
    米海軍空母機の場合、もともとパイロットが自分で航法もやってました。
    http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2002283.html
    航法機器や無線機の発達、オートパイロットの装備もありますし、レーダーがあれば目標発見はもちろん、母艦への帰投にも使えます。
    >水平爆撃もできないし
    アヴェンジャーはTBM-3からノルデン照準器搭載を中止。つまり水平爆撃を捨ててます。かわりに脚を出しての急降下爆撃をやったりしてます。
    >日本軍相手に爆弾3トンの攻撃機など過剰すぎると思うんです。
    例えばF4Uコルセアなどは対地攻撃任務にあたるようになり、時期とともにどんどん大きな兵器搭載量をめざしております。下の1086番スレッドでわかると思いますが、スカイレーダー以上の搭載量を持つ機体として、AMモーラーがあります。
    >現場のパイロットからの評価はどうだったんでしょうか
    Wikipediaにはエド・ハイネマンが空母タイコンデロガに乗り込んで現場の意見を聞いたという経緯が載ってますが、このとき次期艦攻の単座化には殆どのパイロットが賛同し、後席乗員・自衛火器の廃止も反対はなかった、という反応を得ています。

    超音速

  4.  艦爆/艦雷は攻撃時に基本戦闘機の制空権下で活動すべき機体であり、防御銃座を廃する代わりに爆装能力を強化する、と言う案は航空局側では1941年下期より検討されており、雷撃可能な艦爆については1943年6月に主任務から長距離索敵任務を除く、とした時点で単座化が確定します。この時期以降雷撃可能な艦爆(BT)が単座化するのはそのためによります。
     長距離偵察を新たに付与された雷撃機は、以後三座の雷撃偵察機(TS)として継続して検討されていますが、これの要求を満たす機体は大型に過ぎるという理由で開発が難航してしまい、戦後にこの様な機体の必要性が薄れたこともあり、旧BTから発達した攻撃機(A)分類の単座機のみが生き残る格好になったという次第があります。
    大塚好古


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